コムアイのインスタグラム(kom_i_jp) - 2月28日 17時50分

@aufatokyo と @ghufronyazid の兄妹に去年メッカに巡礼した話を聞きに行ったら、こちらまで清らかな気持ちになった🕳一年に一度、気持ちを同じくした250万人が一同に介し、自らの人生が祝福されメッカまでたどり着けた喜びを分かち合う。クルアーンの響きに惚れながら、形をもたぬ唯一神の存在を感じ、死んだ後に一緒になることを夢見て、いまは現世で自らをより高める修行に励む。不安が高まっているいまの世界で、やるべきことはやるけれど、それ以上の心配はしない、という考え方は、神はご褒美か、自分をよくするための試練しか与えない、ということに裏付けられている。二人は以前にましてさらに気持ちのよい人間になっていて、やるべきことがすっきり見えているんです、という様子だった。私の周りにも、断食や瞑想に長期間取り組む人はいて、ある程度大人になると、生まれ変わりの儀式、リセットするためのテクニックみたいなものを宗教がない人々も探しているようにおもう。インドネシア人の家族に生まれて日本で育ち、のちに自ら選んでイスラム教徒となった彼ら。彼らの実家にラマダンの時お邪魔させてもらったことがあった。ラマダンというのは、みんなで良い人になろう月間、という認識であろうか。いつもはできてなくてもこの時期くらいは良い行いを、昼は断食を、日が沈んでからは人に食べ物を分け与えて、お互いにやさしくしよう、ということで、夜はパーティーのように賑やか。そこに潜り込ませてもらって、早朝、目をこすりながらリビングルームで始まった礼拝を見学した。先導するおじさんの読み上げるクルアーンが美しく、さっきまでぺちゃくちゃしゃべっていた老若男女がしんと目を閉じている。身体があたたかくなり、みんなの頭の上にやさしい光が浮かんでいる気がした。友人である彼らの感覚に共鳴することで、チラッと感じることのできた、イスラム教徒の感じている”アッラー”らしきものは、なんておだやかで清らかな感触だろう。”厳しいイスラム教”のイメージが書き換えられることとなった。おうちでいただいたミーゴレンの上にのった、トマトの薔薇がかわいかったーー。

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