ブルータスのインスタグラム(brutusmag) - 10月27日 22時19分
〈ブルーボトルコーヒー〉の創業者であるジェームス・フリーマンが日本の喫茶店文化のファンであるというのは、コーヒー通の間ではわりと有名な話かもしれない。深煎りの豆やネルドリップという、「サードウェーブ」の世界にはないカルチャーを、彼が愛する理由は何だろうか。
ジェームス・フリーマンさんご自身は「サードウェーブ」をどのように定義していますか?
「1530年頃、エジプトの首都カイロには1000軒のコーヒーショップがあったそうです。イエメンで穫れたコーヒー豆を焙煎して挽いていたというから、立派なシングルオリジンのコーヒーですよね。お店ごとに違う方法で提供していたそうです。その時代が本当の「ファーストウェーブ」だったのかもしれません。人間は名称をつけたがる生き物だから、「サードウェーブ」と名づけることで、コーヒーのことをあまり知らない人たちに説明しやすくしたかったのでしょう。解釈は人によって異なりますが、新鮮なコーヒー豆を浅煎りで焙煎したり、丁寧にエスプレッソを抽出してきれいなカプチーノを作ったり、ポアオーバー(ペーパードリップ)で淹れたりといった手法が「サードウェーブ」の代表的なものだと思います。でも「サードウェーブ」の特徴とされる手法の多くは、〈茶亭 羽當〉のような喫茶店からインスパイアされています。ポアオーバーという手法もここから生まれたもので、サンフランシスコで生まれたものではありません。「サードウェーブ」はいろいろな国のコーヒーの伝統や文化から影響を受けています。残念なことに「サードウェーブ」の人たちの多くは、アメリカでもスカンジナビアでも、特に若い世代は、彼らがすべてを開発したと思いがちですけど、そんなことはない。いろいろなところからエッセンスを引っ張ってきてできたスタイルであるということを勘違いしてはいけません。「サードウェーブ」では誰も何かを新しく開発したということはないんです。様々な国のコーヒー文化から要素をたぐりよせ、現代に適応させているだけのことです。」
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2019/10/27