テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 9月9日 16時17分

エジプト・アラブ共和国は、北アフリカの砂漠を流れるナイル川のほとりに、紀元前31世紀頃から歴代王朝に渡って築かれた古代文明の遺跡が今も息づく国です。
シリーズ第1回は「エジプトとはナイルが流れている場所である」と神話に記された大河に沿って、上エジプトと呼ばれるアブ・シンベルからアスワンを経てルクソールへ・・・。
強烈な陽射しを浴びて建ち並ぶ遺跡は、歴代の王と民衆の、太陽神ラーを中心とする神々への信仰が造り上げたものです。
人々は遥かな時代と同じように、ナイル川に寄り添い暮らしを営みます。
世界3大河川の一つに数えられるこの川は、古代には毎年7月頃から増水し、砂漠を潤し、肥沃な土壌を運んで来ました。
増水の時期を知るための天体観測から太陽暦が生まれ、貯水池や運河といった治水施設を整えた事から測量術や土木技術が発達し、古代エジプト文明は育まれていきました。
「ナイルの賜物」と言われるエジプト。気の遠くなるような時空を経て、今へと続く街道を辿ってゆきます。

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