後藤しおりのインスタグラム(shiorigoto_tou) - 8月18日 18時31分

父とは、手に染みついた魚の匂いがきっかけで思春期から20代後半までうまく話せずにいた。反抗期にしては長く、今考えると大したことではないのに、素直になれずにいた。独立して同業者となり、父の仕事を理解して初めて、見ているだけでは全く分からなかった大変さも知り、寿司屋の〝旦那〟として長く営んできた父を尊敬するようになった。
それからは少しずつ時間を埋めるように、記憶を辿り、確かめるように、見せてくれたたくさんの景色や身近な季節の移り変わりに感謝するようになった。自分が大人になれなかったのを恥ずかしく思う。

写真は小さな頃にたくさん遊んだ欅の木の跡。

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