【パン屋のお仕事】まだ払い終わっていないお店を作った時のお金?と、パンを売って稼ぐことの厳しさ、難しさ。パン屋さんの気持ちが痛い程伝わりました。パン屋さんの苦労と努力が、苦しいまでに身に染みて分かりました。食べ物を販売して得られる利益は、実はとてもわずかです。一つあたりのパンにつき100円も稼げないのが当たり前だったり、店舗を維持していくには、ある程度量を作り売る必要があります。私がパン屋を続けられなかった理由は、第一に「健康でなかったこと」「段取りが苦手だったこと」「人を見抜く目を持ち合わせていなかったこと」の三つが致命的な痛手に繋がりました。この職業は、確かに誰でもなれる職業ではありません。私は、安易に修行に行かなくて良かったな、と思うことがよくあります。何故ならば、きっと行った先のお店に迷惑をかけたに違いない自分ですし、自己責任でやり抜き、お客さまの多大なご協力のもと、経験させていただけた事に大変感謝しています。出来るものなら、まだまだパン屋と職人を続けたい気持ちではありますが、↑の3点は、実に致命的な欠点であり、気持ちと現実は違うことを認めたならば、辞めた方が誠実だと思う自分だからです。やりたい、と、やれない、は違う。やりたくてもやれないなら、辞める選択こそ愛、と確信いたしました。身の程知らずの自分でしたが、挑戦させていただけた以上の収穫がありました。皆さまからたくさん応援いただき、本当にありがとうございました。・・【パン屋さんで働いてみたい方、パン屋になりたい方へ】・ひたすらによく考えて下さい。やりたいから、とかではなく自分に出来る仕事であるか、自問自答を繰り返してから応募して下さい。職人になるには、数日間を数時間の睡眠で乗り切りながら笑顔で力仕事をこなせる体力と自分自身をコントロール出来る精神力が必要です。例え、睡眠が足りなくても発酵は待ってはくれません。貴方が職場で甘えや辛さを出してしまえば、周りの人の負担にしかなりません。厳しい仕事に違いないので、生半可な決意では、技術を教えて下さる方に大変失礼になります。それを守れないならば、私のように独学で勉強し、自己責任でやり抜いて下さい。これは、自分に憧れてもらったからと言って世の中の忙しいパン屋さんに、簡単にお邪魔してしまう方を安易に増やしてはいけない、と思う気持ちから書いています。ファンの皆さま、パン屋さんに少し冷たくされたからと言って、自分勝手に傷ついてはいけません。相手の方は、もう何十年も3時間以上寝ていない苦しさを決して表に出さず、頑張っている方ばかりです。お休みなんてほとんどない職業と思って下さいね。（そんなことないよ、とパン屋さんに言われそうだけど。。笑）職人さんはすごいのですよ。とっても強くて大変なお仕事なのですよ。それを理解して、半年ぐらいは悩み続けてそれでもやってみたければ、後は貴方の努力次第かと思います。パン屋を開業する方は、同じようによく考えて下さい。やってすぐやめるぐらいなら、やらなくていいのではないでしょうか。ご自身でパン屋をやる必要が本当にあるのか、趣味でやっているのがいい時もありますよ。私は何年も自問自答しましたし考えました。開業するに当たり、自分はどのようなパン屋を目指せるのか、その意味は、などなど、たくさん考えてから始めました。なので、辛い時期でも人から色々言われても、自分の気持ちは揺らがなかったし、最後まで意志の力でやり抜きました。私の落ち度はまた改めて別の機会に書くとして、自分のパン屋に「パン作りを学びたい」と安易に来る方々の気持ちの甘さに驚愕することが度々あり、「そんなに甘えちゃダメ！」とファンの皆さまを叱ってしまったことも多々あります。（すいません…）私は、パン屋と職人を辞めてもパン作りを愛していることには変わりなくて、パン屋さんの皆さまに出来ない分野を今後とも発展させていけるように注い力していけたら、と思います。それでも、パン作りが好きで不器用なのにパン屋になりたい方々へは、今後は何かしらの方法でサポートさせていただけますよう、自分に出来る事があるかを考えてみますね！！・・これは言っておかないと、、、最近の傾向としてパン屋に憧れる方が多く、大変な勘違いを生まないように… 皆さま、心に刻んで楽しい趣味を満喫して下さいませ。もし憧れているお店があるなら、ぜひそのパン屋さんへ行き、自分の話をするよりは黙ってパンを買ってあげましょう。少しでも続けていけるようにそのお店のパンを買うのが一番親切で優しいのですよ。厳しいことを書きましたが、私も皆さまも同じく配慮あるパン好きでいられるようにしていきたいですね！長文を読んでいただきありがとうございました。

chiestyleeさん(@chiestylee)が投稿した動画 - 2019/01/08 07:17:34