雪浦聖子のインスタグラム(sneeuw_y) - 12月9日 12時25分

最近頭の中は旅行中に読んだ‵数学する身体′とそこで取り上げられているアランチューリングのことでいっぱい。
本、一度読んだだけで全体を消化しきれてないけど、一番印象に残ったのは、思考は脳内だけにとどまらない、ということで、それは回りの環境と連動してるということ。環境全体で思考してるというか（私の意訳だいぶ入ってるかも）。
とそこからさらに私の生活に寄せて、よく暮らせばよいものが思いつくだろうと、昨日は、見たい展示にいくのをぐっとこらえて旅行でガタガタになった生活を整えた。（いいものを見ることももちろん良い思考につながるとおもうけど、その手前の地面をかためようと）
３週間ぶりにジムにいってヨガで体中の関節をのばして（ごわごわになってた）泳いでサウナ入って。帰って食べたリンゴのおいしいこと。そして掃除と買い出し。
数学の話をものすごく日常の話にかみ砕いてしまった。
さらにかみ砕けば、環境の一つである洋服も、思考に影響するんじゃないかなとか。
この本の中で取り上げられている、第二次大戦中にドイツの暗号機「エニグマ」を解読し、コンピューターの始まりを作ったアランチューリングがまた魅力的で、さらに暗号を解読した施設が、夫が今住んでいるミルトンキーンズにあった、というのでより興味がわいてこちらにも夢中。昨夜アランチューリングのことを描いた映画を観た。監督のチューリングへの愛情を感じられる良い映画だった。

最近読む本は全部犬丸さんに勧めていただいたもので、世界が広がるものばかりでありがたい。
今までの読書はどちらかというと自分の感覚にあう文章を書いている人の文章を読んで、そうだよねそうだよね、と内にこもるような読書が多かった。
もういい加減だいぶ大人で人生折り返し始めたので、内にこもってる場合じゃない。

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