Gathering. 先日の日曜日、渋谷のdaylight kitchenにて行われた写真家 野中元さんと自然食料理家の かるべけいこさんご夫妻の「南阿蘇の今とこれから報告会」に行ってきました。 このイベントはマルカフェのれいくんが教えてくれて、れいくんがChez Panisseに行っていた時に丁度野中さんも撮影で来ていて、ご縁があり、帰国後も南阿蘇の方に泊まりにいったりと交流が続いているという方で、今回、南阿蘇で震災に遭い、2人がどう乗り越えて今日まできたか、という報告の会でした。 . 今月号(8月号)の天然生活に震災時の様子を事細かく話していたり、金曜日のニュースステーションにて毎週南阿蘇からの事で野中さんを特集しているみたいなので、見たり読んだりで野中さんの事を知っている人は沢山いると思います。 . このイベントの内容はもちろん南阿蘇の現状と、あと新鮮な野菜や赤牛の肉とか、南阿蘇の恵みを一杯使った料理で、とてもおいしく、とても考えさせる夜になりました。 . 話が話なのですばらしい内容でしたとかは言えないのですが、当事者しか語れない、とても強い思い。負けないぞ。というパワーを感じました。 . 野中さん、かるべさんがおっしゃっていた事をちょっとだけ抜粋しますと、 . 前震(その時は全員これが前震だとは思っていなかった)で持ちこたえた家々が本震ですべて駄目になった。高齢者が多いので、とにかく一軒一軒回って、停電で真っ暗の中、早く出て、早く出て、と近所のおじいちゃんおばあちゃんたちに行って回った。腰を抜かしていたりする人もいたり、余震も5分間隔くらいで来ていたので、本当にギリギリだったという話。 などなど、3時間くらいお話をしていただいたので、事細かく聞けたのですが、印象深かったのは、 . 「停電で炊飯器が使えなくなると、ご飯が食べれないとみんなが困った。でも僕たちは圧力鍋とガスコンロがあればご飯が食べられるとわかっていたので散乱したキッチンから見つけ出し、次の日炊き出しをした」「おじいちゃんおばあちゃんたちにしっかりご飯を食べてもらうことで元気を出してもらえた。」「被災者である南阿蘇のみんなで協力して炊き出しができた事はすごくよかった」という話。 . 確かに僕たちもご飯は炊飯器で炊く物と言う固定概念が染み付いていて、停電して炊飯器が使えなくなったら「ご飯が食べられない」となってしまうかもしれない。サバイバルスキルが低下してしまっているかもしれないな… という反省。 . それと、停電が続き、冷蔵庫が使えないためこのまま食材を腐らせるのはもったいないと、3日目にみんなでお肉などを持ち寄って大バーベキュー大会になった。と言う話。本当に贅沢な夕ご飯だったんですよ!とおっしゃっていて、 その時に丁度、野中さんの所に電話でテレビの取材が入って、「こっちはコミニュティーもしっかりしているし、大丈夫ですよ」と答えたら、「え、そうなんですか…」という噛み合わない会話になったと… . 炊き出しに毎日2時間も3時間も並んでおにぎりもらって帰ってくるだけじゃなくて、みんなで何かしようという空気が南阿蘇にはあった。それがよかった。と… . 「困っている人には餌を与えるのではなくて、道具を与えるべき」とおっしゃっていた野中さんの言葉が印象的です。そうすれば必ずなにかやろうとするから。と… . すごいな〜。強いな〜と思いました。 . もし、東京で今回と同じ規模の地震があったらどうするのか考えさせられました… とりあえず圧力鍋は買っておこう。とか… ストウブがあるからそれでも代用できるんじゃない?とか… でもストウブ持って逃げたりするの重すぎじゃない?とか… やっぱり圧力鍋が一番か… とか色々と妻と2人で相談したりしました。 . 自分たちでできる事は自分たちでやる。 その能力を普段から持っている人は強い。今回の話で思いました。 . これからの日本で生きるために僕たちは色々な事を想定していかなければならないと思います。そのヒントというか考え方というかは、経験した人が良く知っている。僕たちはもしもの時のために色々な事を知っておく必要がありますね。 . 長文読んでくれた人ありがとうございます。 本当に考える事が沢山できた夜でした。

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utoshのインスタグラム(utosh) - 6月23日 00時09分


Gathering.
先日の日曜日、渋谷のdaylight kitchenにて行われた写真家 野中元さんと自然食料理家の かるべけいこさんご夫妻の「南阿蘇の今とこれから報告会」に行ってきました。
このイベントはマルカフェのれいくんが教えてくれて、れいくんがChez Panisseに行っていた時に丁度野中さんも撮影で来ていて、ご縁があり、帰国後も南阿蘇の方に泊まりにいったりと交流が続いているという方で、今回、南阿蘇で震災に遭い、2人がどう乗り越えて今日まできたか、という報告の会でした。
.
今月号(8月号)の天然生活に震災時の様子を事細かく話していたり、金曜日のニュースステーションにて毎週南阿蘇からの事で野中さんを特集しているみたいなので、見たり読んだりで野中さんの事を知っている人は沢山いると思います。
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このイベントの内容はもちろん南阿蘇の現状と、あと新鮮な野菜や赤牛の肉とか、南阿蘇の恵みを一杯使った料理で、とてもおいしく、とても考えさせる夜になりました。
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話が話なのですばらしい内容でしたとかは言えないのですが、当事者しか語れない、とても強い思い。負けないぞ。というパワーを感じました。
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野中さん、かるべさんがおっしゃっていた事をちょっとだけ抜粋しますと、
.
前震(その時は全員これが前震だとは思っていなかった)で持ちこたえた家々が本震ですべて駄目になった。高齢者が多いので、とにかく一軒一軒回って、停電で真っ暗の中、早く出て、早く出て、と近所のおじいちゃんおばあちゃんたちに行って回った。腰を抜かしていたりする人もいたり、余震も5分間隔くらいで来ていたので、本当にギリギリだったという話。
などなど、3時間くらいお話をしていただいたので、事細かく聞けたのですが、印象深かったのは、
.
「停電で炊飯器が使えなくなると、ご飯が食べれないとみんなが困った。でも僕たちは圧力鍋とガスコンロがあればご飯が食べられるとわかっていたので散乱したキッチンから見つけ出し、次の日炊き出しをした」「おじいちゃんおばあちゃんたちにしっかりご飯を食べてもらうことで元気を出してもらえた。」「被災者である南阿蘇のみんなで協力して炊き出しができた事はすごくよかった」という話。
.
確かに僕たちもご飯は炊飯器で炊く物と言う固定概念が染み付いていて、停電して炊飯器が使えなくなったら「ご飯が食べられない」となってしまうかもしれない。サバイバルスキルが低下してしまっているかもしれないな…
という反省。
.
それと、停電が続き、冷蔵庫が使えないためこのまま食材を腐らせるのはもったいないと、3日目にみんなでお肉などを持ち寄って大バーベキュー大会になった。と言う話。本当に贅沢な夕ご飯だったんですよ!とおっしゃっていて、
その時に丁度、野中さんの所に電話でテレビの取材が入って、「こっちはコミニュティーもしっかりしているし、大丈夫ですよ」と答えたら、「え、そうなんですか…」という噛み合わない会話になったと…
.
炊き出しに毎日2時間も3時間も並んでおにぎりもらって帰ってくるだけじゃなくて、みんなで何かしようという空気が南阿蘇にはあった。それがよかった。と…
.
「困っている人には餌を与えるのではなくて、道具を与えるべき」とおっしゃっていた野中さんの言葉が印象的です。そうすれば必ずなにかやろうとするから。と…
.
すごいな〜。強いな〜と思いました。
.
もし、東京で今回と同じ規模の地震があったらどうするのか考えさせられました…
とりあえず圧力鍋は買っておこう。とか… ストウブがあるからそれでも代用できるんじゃない?とか…
でもストウブ持って逃げたりするの重すぎじゃない?とか… やっぱり圧力鍋が一番か… とか色々と妻と2人で相談したりしました。
.
自分たちでできる事は自分たちでやる。
その能力を普段から持っている人は強い。今回の話で思いました。
.
これからの日本で生きるために僕たちは色々な事を想定していかなければならないと思います。そのヒントというか考え方というかは、経験した人が良く知っている。僕たちはもしもの時のために色々な事を知っておく必要がありますね。
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長文読んでくれた人ありがとうございます。
本当に考える事が沢山できた夜でした。


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2016/6/23

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