髙林梢絵さんのインスタグラム写真 - (髙林梢絵Instagram)「🌼 ⁡ 「私がパートナーに望むのは世界を共有することなのかもしれない。色や匂いを記憶に刻んで、また季節が巡っても思い出したい。そして、思い出してもらいたい。この金木犀が甘く香る夜も、あの桜が淡く発光していた夜道も。」 ⁡ 「知っている関係におきかえなくてもいいのよ。どんな人との関係も初めてのことなんだから。かたちなんてないの」 ⁡ 「昔はもっとダイレクトに傷ついていた。仕事でも、恋愛でも、友情でも、親子関係でも、日常の中のちょっとした女性蔑視にも。でも、今は傷ついている自分に傷つく歳になった気がする。初めて知る痛みは減り、いろいろなことがぼんやりした。その淡さに安心している。小さな満足で充分に満たされ、自分自身が飲み込まれそうな欲望からは反射的に身をひく。」 ⁡ ・・・ ⁡ マリエ、一気読み😳 ひさしぶりに恋愛小説を読んでシンプルにときめいてしまったというのが一番の感想 ⁡ 二番目は、まざまざと脳裏に浮かぶ香りの描写やおいしそうな食事シーンがさすが千早茜さん！と思ったり主人公の丁寧な暮らしっぷりの世界観が素敵で（陽の光がいっぱい入る都内の丘の上のマンションに住めることとか、ウーロン茶を茶葉で淹れることとか朝にヨガをしているところとか、餃子も小籠包も皮から作ろうと思うところとか🥟）まるっとこの「マリエ」の世界に浸かれたことが楽しかったなぁ、という感想 ⁡ 一番最初に引用した言葉がわたしにとってもとても共感でどんな些細なシーンでも「世界を共有できる」ことこそがパートナーがいるうれしさだなぁと思ったりした🫶🏻 カレーの匂いを充満させて仕込みを終えて疲れたねと歩く帰り道も同じタイミングで見つけた大きな満月も🌕 おいしすぎる！と唸っておかわりしちゃったヤムウンセンのセロリの香りも… ⁡ それと「どんな人との関係もはじめて」という言葉は恋愛に関係なく、胸にとどめておきたいなと思った誰かとの関係は、これまでの誰かとの関係におきかえることはできないだってひとりとして同じ人はいないのだから✨😼 　　 #マリエ #千早茜 #kozu_booklover @kozue__oshima」11月15日 22時43分