髙林梢絵のインスタグラム(kozue__oshima) - 10月31日 10時37分
🐼
「いいなあ、夢見ているみたいだ、と私は思った。
ここに歩いていて、ぼんやりと。
愛する人たちの顔と、
道ゆく人たちの顔に等しく何かを感じる。
いとおしさ、とか夕げの匂いとか、
そのうちに置いてあるであろうポットややかんのことや。
その人たちのおじいさん、おばあさん、
結婚式やお盆、行ってきた外国、そのおみやげ。
みんなにある泥臭い、そういうことの懐かしさ、面影。
人間が、生きて生活している場所の匂い。
みんなお父さんとお母さんがいて、
おむつをかえたり夫婦げんかをしたり、
そうして同じように増えてきたここに歩いている人たち。
どんなお金持ちも貧乏な人も、
夜はふとんに入って夢を見る。
そんなことの生暖かい温もり。
今ここを歩いていて、いつか死んでいなくなること。
その時も多分この街は変わらずに
こうしてにぎわっているだろうことへの、
妙な安心、淋しさ。
体があることを忘れて自分が一番気体のように思える」
🤍
アムリタ下巻を読み終えました🥺
こんなに終わってしまうのがもったいなくて
読み進めるのが楽しみな小説に久しぶりに出会えて
心からうれしい、、、
これまでに読んだ
山内マリコさんの「あのこは貴族」
村田沙耶香さんの「しろいろの街のその骨の体温の」
朝井リョウさんの「スター」などにつぐ
わたし的傑作小説の仲間入り確定🥺
吉本ばななさんの作品は
まだ6〜7冊しか読んでないけれど
個人的に、アムリタが圧倒的ナンバーワンでした❤️🔥
なにがいいって、
「なんてことない日常」がメインの小説だからです
劇的なことは何も起こらない!
変わっているのは霊感を感じる人たちがたくさん出てくる
っていう、ちょっとスピリチュアルなところ
わたしは最近大好きな祖母との別れがあり
死んだ人の魂とは…とか
死んだ人の霊は…などについて考えていたこともあって
個人的にすごくこの物語に励まされました
死んでも会える、っていうか
魂は死なない、っていうか
バーバ(祖母)の霊に会えるなら会いたいし
夢の中でもいいから会いたいって何度も思ってます
だからかな、すごく、この「アムリタ」が
今読んで良かった〜〜と思えるところばかりでした🥲✨
にしても、本当に、吉本ばななさんの文章ってすごい。
うまく説明できないけれど、これは歌の歌詞?
と思う部分が多くて、思わず声に出して読みたくなるの
そんなテンポの良さとか、言葉の楽しい組み合わせ🫶🏻
が、どのページを開いても必ずあるんです
っていうか全文がそうなのです!本当にすごい🙀
なので、アムリタはここ最近読んだ本の中でも
こんなに味わって読んだ本はない!ってくらい
ゆっくり、じっくり、読みました
好きなところを何度も読み返してはうっとりしてました
しあわせ😭💕
吉本ばななさんの作品、
まだ読んでないのがたくさんある!ということが
=楽しみがいっぱいで、うれしいです☺️
📸
②あとがきにしびれまくる
③お店がお休みなので最近毎朝、朝活してる📝💻
④きのう行った大好きなカレー屋さんピノさん
⑤おけさ柿とブルーチーズのサラダ
⑥わたしはエビのビスクカレーとビーフのあいがけ
⑦久しぶりに服を爆買いしてきました❣️
1店舗目の店員さんがこのアカウントを見てくれてて
2店舗の店員さんはカレー屋なのを知ってくれていた😳
"知ってもらえてる"って、すごくうれしい
インスタの力って想像以上!有難いです🙇🏻♀️
そしてわたしが思ったこと→「気を抜かずに外を歩こう」🚶♀️
#アムリタ
#吉本ばなな
#kozu_booklover @髙林梢絵
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2023/10/31