ブルータスのインスタグラム(brutusmag) - 11月9日 18時00分
愛って、いつも不完全で、引き際が肝心。経験豊富な人生の先輩に聞く、愛って。
生きるほどに、見聞き体験することは自分の中に折り重なっていく。愛の観念だってきっとそう。年を重ねた今、愛をどう捉えているのか?先輩、教えてください!
濱田利さん:「愛」と聞いて思いつくのは、男女関係じゃなくてヒューマンラブ。『東京物語』では老夫婦に対して、実子の誰よりも義理の娘が優しく接してくれる。原節子さんが演じる彼女は家族を通り越した愛がありますね。
木原多枝子さん:小津安二郎監督の映画はどれも家族愛を描いていますね。ほかの作品だと、『秋刀魚の味』も好きです。
遠藤幸子さん:私は『男はつらいよ』の寅さんに愛を感じます。相手を思いやるでしょう。
水野寛子さん:相手を立てて譲っていくんですよね。「奮闘努力の甲斐も無く……」って。恋は成就しないから、寂しくもあるけれど。
遠藤さん:私も昔、思っていたけれど、相手にその気持ちを伝えられないということがありました。今の時代には「言えばいいのに」って言われちゃうかもしれないけど。でもそれは心にずっと残るから、ロマンティックなんだと思う。だから悲恋の映画に惹かれます。寅さんを観ていると涙が出てくるし、『慕情』や『哀愁』『旅情』も好きですね。
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2023/11/9
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