竹谷賢二のインスタグラム(tktakeyakenji) - 8月8日 14時24分
#ターマックSL8 走り慣れた嬬恋高原パノラマラインでしっかり乗った感想を。
エートスで得られた知見と技術を用いて開発されたとのことで、あのしなやかな乗り心地がどのように活かされているか興味津々だったが、期待は裏切られた、良い意味で。
紛れもない最高峰のレースバイク、必要なのは強大なパワーをスピードに変換するための全体剛性による加速であり、高速域でのエアロ性能とハンドリングであり、車体の安定からくる快適さである。
レースバイクとは一線を画すエートスとは全くの別物で然るべき、乗り手に寄り添うのがエートスならば、乗り手に高いパフォーマンスを要求してくるのがターマック、レースバイクなのだから。
いつも以上にシャープなペダリングを心がけると、チェーンリングとスプロケがダイレクトに繋がっているかのような、全体が微塵も軋まずリアタイヤが地面を蹴る。
ハンドル、サドル、ペダル、そして前後タイヤの繋ぐもの全ての一体感が凄まじく、ダンシング、ダウンヒル、ブレーキング、コーナーリング、なにをどうしてもそれらはお互いの位置関係を変えることなく整然とそこに在る。
とは言えボディポジションや操作がピンポイントでシビアなことは無く、スイートスポットは広く安定性が優れることから、とても乗りやすいと感じる。
シヴに乗り慣れた身としてはエアロが良いという体感はないが、ストレスを感じることもないので優れているのであろうが、ダンシングでの上り返しと長い上りの軽やかさとスピードののり、ダウンヒルでのハードなブレーキングとハイスピードコーナーでの澱みのない走り、ラインの自由自在さによる万能感にはアドレナリンがとまらない。
ロードレースに出場しなくとも、ハイスピードの魅惑を安心のコントロールとともにストレスなく享受出来ることは、個人走であるトライアスロンにおいても十二分な魅力だ。
長距離、長時間乗った受動的な疲労感はこれからマイターマックで存分に検証出来るが、しなやかなタイヤにすれば全て解決しそうな程度の路面からの振動は伝えてきた。
もっともエートス+Sワークスモンド32Cの極上な乗り心地に慣らされた身だから感じるのかもしれない。
いずれにしてもニヤけながらインターバルを繰り返して、もっと乗りたいと思ったので、トレーニングでガンガン乗り込み乗り手のパフォーマンスが上がる＝レースで速くなるのがSL8である。
SL8と共に私ももう一段スピードアップを果たしたい、果たそう！
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2023/8/8
