WWDジャパンのインスタグラム(wwd_jp) - 7月16日 17時44分


コレクション・リポート:「バレンシアガ」は、クチュールを未来に推し進める斬新なアイデアで圧倒 2023-24年秋冬クチュール詳報Vol.4

「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、デムナ(Demna)による3回目、メゾンの歴史としては52回目となるクチュール・コレクションを発表した。会場は、いつも通りジョルジュ・サンク通り10番地にあるメゾンのクチュールサロン。昨年よりスペースを拡大したものの、いくつもの小部屋に分かれた空間は親密と呼ぶにふさわしい。そこに響き渡るのは、ソプラノ歌手マリア・カラス(Maria Callas)の歌声。「音楽はとても重要で、今回はエモーショナルな要素をもたらしたかった」と明かすデムナによると、「マリア・カラスがスタジオで収録した音源やアカペラは存在しない」。そのため、ショー音楽を手掛けるBFRNDは音響エンジニアと協力し、2つのAIプログラムを駆使して劇場でオーケストラをバックに歌った音源から彼女の声だけを抽出し再構成したという。そのプロセスには数カ月を要し、音楽にも理想や完璧を追い求めるために時間やお金を惜しまないクチュール的なものづくりの姿勢が表われている。

オープニングを飾ったのは、1960年代に創業者クリストバル・バレンシアガ(Cristobal Balenciaga)の下でハウスモデルを務めていたダニエル・スラヴィック(Danielle Slavik)。前回のクチュールショーでもモデルを務めた彼女は、クリストバルが66年に発表したオリジナルデザインをデムナが再解釈したドレス姿で登場した。肩にあしらわれた花のモチーフと一体化したパールネックレスが特徴的な黒いベルベットのロングドレスは、当時の写真と彼女の記憶とを元に忠実に再現したもの。それは彼女がモデルとしてのキャリアの中で着用したものの中で1番のお気に入りでもあり、のちにグレース・ケリー(Grace Kelly)が自身の誕生日パーティーで着用するためにオーダーしたという。そんな特別なストーリーのある一着で創業者時代に敬意を表し、過去を今とつなぐところから、デムナは年に一度のクチュールショーをスタートした。

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COURTESY OF BALENCIAGA

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2023/7/16

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