小谷実由のインスタグラム(omiyuno) - 5月1日 00時20分

4月が終わった。今年の4月は10年ぶりくらいに好きになれた4月でした。

春をいいことに、たくさん散歩をした1ヶ月だった。写真を見返したら相変わらずチューリップばかり。毎週末行ったことがないところに行ったり、展示を見に行くことが好きになった。千葉市美術館の「前衛」写真の精神：なんでもないものの変容 をたまたまネットで見つけ、展示のタイトルに惹かれて何にも知識がないまま行ったけど、知らないまま見るのは真正面から作品を見て考えることができる気がして、すごく新鮮で楽しく、改めて知らないまま飛び込んでもいいんだなぁと嬉しい気持ちになった。

新しいことって、とにかくどきどきする。準備に準備を重ねても緊張はなくならないし、何度体験しても慣れることもないけど、新鮮なものをコンスタントに届けることができる機会はとても嬉しいなぁ。友人のライブや展示などを見に行くと、いつも帰り道にこうして見てもらえる機会がたくさんあることがなんだか羨ましいなと思い続けていたけど、そんな気持ちが少しだけ埋まった気がした。いまは、少しでも届けたもので楽しくなってもらえたり、何かのきっかけになってもらえることがあったらいいな、とまた準備や考えを深めることに没頭することが延々と続く。でも、それも私にとってはとても楽しくて夢中になれることです。

夏頃なくなってしまうらしい喫茶店に隙間を見つけると通ったり、眉毛マスカラの塩梅に格闘したり、昔住んでいた場所にたまたま撮影で行ったら道路がスッキリ補正されて綺麗に広々していてちょっと羨ましく寂しくなったり、季節柄素晴らしい服たちをたくさん目の当たりにして秋も冬も夏が来る前から待ち遠しかったり、風が強い日が多すぎて少し機嫌を損ねたり、久しぶりに気付いたら朝になるまで話していたことの議題が食べ物の話で思い出し笑いしたり、京都に行く理由が突然たくさん出来てわくわくしたりもした。あと、やっぱり突然衝撃が走るように好きになってしまうものって恋のようで理由なく気持ちがふわふわしますな（ミャクミャクの話です）。

実は日記を書くことを止めてしまっているので5月は1行でも書こうと思います。（ちょっとした懺悔）

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