平野紗季子さんのインスタグラム写真 - (平野紗季子Instagram)「もっとフレーバークラッシュなお料理だと思ってた。でも全然違う。食べてみるとレイヤーは複雑なのに極めてピースフルな調和がある。その背景には色々な要因があるだろうが、肝は彼らが食材をタイムリープさせているところにあるのでは…ないだろうか…（は？）。彼らはオイスターの料理ならそこに前年仕込んだオイスターガルムを、ホタルイカには去年のホタルイカガルムを合わせていた。つまり出自は同じで時間軸の異なるものを一つの皿に同居させる。するとそれが幹となって、味の濁りや難解さを排しつつも深みがズッと現れる。彼らの皿の中には時空がある。それが叶うのはファッションじゃなくマジで発酵を手なづけてきたからだ。元々和食は、鍋の中とも仕込みとも違うもっと手前で発酵醸造された調味料を用いて味わいを作っていく側面があるわけだけれど、それと近しい構造が皿の中に発見できて、ただしその発酵も日本発ノルディック経由の進化版で、しかもそれを持ち帰って京都でやってんだから。もうこれは日本食文化への抜け穴ボールペンみたいな感じで、そんな飛び道具ウェイ(道)があったのかよドラえもん〜…って平野はたじろいだし感動した。実際その日の店内は満席で私以外全員外国人で、そういう光景も含めて、それからnomaの追い風もあったりして、ル、LURRAだ〜〜〜！ってなった（なに）。世界、京都、LURRA、ほんと、熱かった。」4月21日 19時40分