和泉元彌さんのインスタグラム写真 - (和泉元彌Instagram)「いよいよ明後日に迫りました「和泉流二十世宗家和泉元彌を観る会」 ●4月14日(金)19:00開演(18:15会場) ●渋谷・セルリアンタワー能楽堂おかげさまで全席完売を迎えており、当日券はない状況です。ありがとうございます‼️ ご来場の皆様は、どうぞお気をつけてお出かけくださいませ。今回上演いたします大曲「金岡」は、シテの登場と共に日本語の美しさを再認識させられる歌詞、抒情的で豊かな旋律の謡が舞台を彩ります。中にはこの謡の歌詞が文語調の為、難しく考える方もいらっしゃるようです。音と旋律をお楽しみいただくだけでも良いのですが、折角ですので、ここに❗️ 前半の謡を一挙公開させて頂きます。訳は付けません。気になる単語はお調べいただき、それぞれにイメージを膨らませてお愉しみいただければと存じます。では、どうぞ… うたてやな今までは揺るがぬ梢と見えつるに風の誘えば一葉も散るなりたまたま心直ぐなるを物狂いと仰せある故に乱れ心や狂うらむ花の都の経緯(たてぬき) 知らぬ道をも心して問えば迷わず恋路など通い慣れても迷ふらむ恋や恋　我、中空(なかぞら)になすな恋恋風が来ては　袂にかい縺れて(もつれて)の袖の重さなんですや恋風は重い物かのあ〜、さて　彼の人の面影をいつの春か　見初め　思い初めて　忘られぬ　花の縁花の縁やろ清水の清水の　桜の下で若衆と出会うて　一度すやしちょうちょ二度すやしちょうちょあじきなの身やな　俺が身は以上。今までそのようなことのなかった金岡の戸惑いや葛藤、抑え切れない恋心恋する者が感じる重く、狂おしい心情を限られた言葉の中に閉じ込め見事に表現した歌詞だと思います。金岡の常ならざる心情を謡い上げる場面です。まぁ、金岡には奥さんがいるんですけどね…。更に、恋のお相手・20歳ほどの内裏上臈を見そめたエピソードを「語」で伝えますが、ご心配なく！情感たっぷりに語りますので。ラストは、自慢の絵筆を取り出して奥さんに化粧を施すことに⁉️ さて、どうなることやら。狂言って、本当に贅沢な日本の伝統外のの中で唯一の「喜劇」なんですよね。」4月12日 15時11分