森山未來のインスタグラム(mirai_moriyama_official) - 3月20日 01時02分

#Repost @kobe_re.public_art with @use.repost
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本日2023年3月19日をもって、神戸市経済観光局が主催するアートイベント「KOBE Re:Public Art Project」（KORPA）の会期が終了する。

さまざまな場所に点在する展示会場に足を運んでくれた人、各地で上演されたパフォーマンスに参加してくれた人、音声ARを使用して街歩きをしてくれた人、あるいはなんの前情報もないままにいずれかのイベントを目撃した人、そしてこのイベントに関わってくれたアーティスト、スタッフのみなさん。心から感謝します。

異邦人とも言えるアーティストが一定期間ある地域に滞在しリサーチ、地元の人たちと会話を重ね、その独自の視点によって地元の人たちからすると思いもよらなかった、けれどもすでにそこにあった場所や空間、建造物を再発見し、新たな魅力（観光資源）として外に開いていく。

「『パブリックアート』をつくらずとも、『パブリック』に『アート』はすでにある」

このイベント内で行われた全てのアクションは、上に書かれたコンセプトに繋がっている。

現在観光地に存在しているコンテンツをただ消費するだけではなく、「ヒト」によって生み出された文化的に価値のある「モノ・コト・バショ」もう一度考察し、見直し、保存し、新たな観光資源として扱っていく。そんな「文化観光」という視点。

さらに、すでに存在している人工物を「人新世」という考えを元にアイロニックに、多少ポジティブに拡大解釈し、人類が生み出したそれらを地層、地表、あるいは資源として捉え、そこに生きる人間をできることであれば賛美したい。そんな視点。

ただ作っては壊す、あるいは消費を生むために新しいものをただ生産する、そういった一過性のサイクルではなく、新しい循環を志向していく。

そんな趣旨の元に開催されたイベントに関わったのだと思っていただければ、これほど嬉しいことはない。

初年度ということもあり、さまざまなことが模索の只中で至らないところもあったとは思うが、中長期的に展開されるべき企画だと感じているので、どうぞみなさん、これからも見守っていただきたい。
ただ、KORPAが持つ視座はKORPAだけが持つものではなく、今を生きる我々全員が胸に留めておかなければならないものだとも思う。なので、もしKORPAがこれから続かないことになったとしても、その視座がなくなることはない。

名倉市場横の側溝にうずくまる猫を添えて

森山未來

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#山本浩貴

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