ムツムロアキラさんのインスタグラム写真 - (ムツムロアキラInstagram)「①  『ヤバすぎるスピード』サブスク解禁しました。もうアルバムを散々独り占めしたと思うので、買ってくれた皆さんも友達に広めるなりしてもらえると助かります。  コロナでライブが延期になってしまい、とはいえ体は元気で仕事したい気分なんで、アルバム初回限定の冊子では語れなかった歌詞についてだったり、超個人的なことを書いていこうかなと。かなり人間っぽくて面白いと思います。  よくインタビューで見る「聴き手の人の解釈に任せます!」みたいな優しいこと言うつもりはなくて、100%俺の解釈を書くので、深読みしたい人以外はここでインスタを閉じてYouTubeで可愛い動物の動画を見るなりして下さい。  1.起きろ!  アルバム一曲目にふさわしい、ハイスピードめざましチューンを作ることを目標として制作しました。一見すると「朝だから起きろ!」という曲に思えますが「夢から醒めて、現実で夢を見ろ」という意味合いも込めたダブルミーニングの歌詞になっています。歌詞に出てくるのは『バックトゥザフューチャー2』ですが、「このアルバム以降は新体制の『ハンブレッダーズ2』ですよ〜」という意思表示にもなってます。  『起きろ!』とか人から言われたら俺は「うるせえよ!」と思うし、なんか頭悪いタイトルだなーとか思うんですが、そもそもアルバムのタイトルが『ヤバすぎるスピード』なんで考えるだけ無意味というか。いい意味で無責任になれたから作れた曲ですね。  せっかく新加入したことだし、うき君と俺の2本のギターイントロでアルバムを始めました。「最近の若者はイントロをスキップする」みたいな論争がありますが、俺はイントロを第二のサビくらい大事に思っているので今作も全曲イントロがあります。「スキップ出来るもんならしてみろよ」という気持ちです。  2.ヤバすぎるスピード  「生き甲斐をもって」みたいな言い方は説教くさすぎるし、「君だけの歩幅で」とかもはやJ-POPで使われ過ぎて古典みたいになってる。思考停止ではなく、考え続けて取捨選択をした結果に語彙なんかどうでもよくなった「ヤバすぎるスピードで走り続けようぜ」が2022年のバンドのモードに1番しっくり来ました。  「ギタリストのピークは初めてギターを弾いた瞬間だ」という甲本ヒロト氏の名言がありますが、俺は初めて使ったアンプがジャズコーラスで「ポロロ〜ン…」と情けない音しか出なかったため、初めてギターを弾いた時よりも現在の方がずっと気持ちよくギターを弾けています。念のため言っておくとマネージャーとライブ見た後2人でお揃いのTシャツを買うくらい、クロマニヨンズは好きです。  アンサンブルとしては、ここ3年毎日のように聴いていたら細胞レベルで染み付いてしまったOrigami Angel由来のタッピングと、「聴いたら笑ってしまうくらい速く弾いてくれ」と頼んだらうき君がかなり引きつった笑顔で弾いてくれたギターソロが光っています。ギターは速ければ速いほどカッコいい、これは中学校の音楽の授業で教えるべきだと思います。あと『DAY DREAM BEAT』を早く音楽の教科書に載せてください。フォロワーに文科省で働いている人がいたら是非お願いします。  3.いいね  「毎日の中に確かな実感を伴ういいねがあれば、インターネット上の可視化されたいいねに目移りすることは無いやんか」という曲です。すぐ広告が出てくる無料のパズルゲームをプレイしてる時より、急須でお茶を淹れてる瞬間の方が本当の意味でチルしてる。君のインスタがカラフルじゃなくたって、別によくない?本当のいいねって何?  しかし俺達も中1でYouTube、中3でニコニコ動画に触れたりしていた世代ではあるので、「インターネット全部最悪!」みたいな過激思想は持っていません。日曜日には邦ロック好きと繋がったってええと思う、邦ロックって呼び方マジで何…?とは思うけど。  1番最後の歌詞はWarの『Why Can't We Be Friends』から拝借してます。半径1メートルのモノをいいね!と思うことと戦争や差別に反対すること、遠いようでかなり近いと思ってます。  4.才能  レッチリやスティービーレイヴォーンのギターにHIP HOPのセルフボースティングを乗せてみることをコンセプトに作りました。ケンドリックラマーをオマージュしてみたり、2番Aメロからはトラップビートを敢えてバンドでやる遊び心が光っています。  歌詞に関してはABメロで自分達の出自について歌いつつ、コロナ禍で「やっぱエンタメって無いとダメだな〜」と強く思ったので、サビではそこに帰結するように書いてます。語尾で韻踏むのは勿論ですが、「消えたくなる」「企む」「高鳴る」みたいな語感似てるものをギュッと並べるのもやっぱり書いてて楽しくて好きですね。  ギターが弾ける中高生はこの曲のギターをコピーしたら多分モテるし、ギターなんかやめてバスケを始めたらもっとモテます。  つづく」11月30日 1時43分 - mutsumuro

ムツムロアキラのインスタグラム(mutsumuro) - 11月30日 01時43分




『ヤバすぎるスピード』サブスク解禁しました。もうアルバムを散々独り占めしたと思うので、買ってくれた皆さんも友達に広めるなりしてもらえると助かります。

コロナでライブが延期になってしまい、とはいえ体は元気で仕事したい気分なんで、アルバム初回限定の冊子では語れなかった歌詞についてだったり、超個人的なことを書いていこうかなと。かなり人間っぽくて面白いと思います。

よくインタビューで見る「聴き手の人の解釈に任せます!」みたいな優しいこと言うつもりはなくて、100%俺の解釈を書くので、深読みしたい人以外はここでインスタを閉じてYouTubeで可愛い動物の動画を見るなりして下さい。

1.起きろ!

アルバム一曲目にふさわしい、ハイスピードめざましチューンを作ることを目標として制作しました。一見すると「朝だから起きろ!」という曲に思えますが「夢から醒めて、現実で夢を見ろ」という意味合いも込めたダブルミーニングの歌詞になっています。歌詞に出てくるのは『バックトゥザフューチャー2』ですが、「このアルバム以降は新体制の『ハンブレッダーズ2』ですよ〜」という意思表示にもなってます。

『起きろ!』とか人から言われたら俺は「うるせえよ!」と思うし、なんか頭悪いタイトルだなーとか思うんですが、そもそもアルバムのタイトルが『ヤバすぎるスピード』なんで考えるだけ無意味というか。いい意味で無責任になれたから作れた曲ですね。

せっかく新加入したことだし、うき君と俺の2本のギターイントロでアルバムを始めました。「最近の若者はイントロをスキップする」みたいな論争がありますが、俺はイントロを第二のサビくらい大事に思っているので今作も全曲イントロがあります。「スキップ出来るもんならしてみろよ」という気持ちです。

2.ヤバすぎるスピード

「生き甲斐をもって」みたいな言い方は説教くさすぎるし、「君だけの歩幅で」とかもはやJ-POPで使われ過ぎて古典みたいになってる。思考停止ではなく、考え続けて取捨選択をした結果に語彙なんかどうでもよくなった「ヤバすぎるスピードで走り続けようぜ」が2022年のバンドのモードに1番しっくり来ました。

「ギタリストのピークは初めてギターを弾いた瞬間だ」という甲本ヒロト氏の名言がありますが、俺は初めて使ったアンプがジャズコーラスで「ポロロ〜ン…」と情けない音しか出なかったため、初めてギターを弾いた時よりも現在の方がずっと気持ちよくギターを弾けています。念のため言っておくとマネージャーとライブ見た後2人でお揃いのTシャツを買うくらい、クロマニヨンズは好きです。

アンサンブルとしては、ここ3年毎日のように聴いていたら細胞レベルで染み付いてしまったOrigami Angel由来のタッピングと、「聴いたら笑ってしまうくらい速く弾いてくれ」と頼んだらうき君がかなり引きつった笑顔で弾いてくれたギターソロが光っています。ギターは速ければ速いほどカッコいい、これは中学校の音楽の授業で教えるべきだと思います。あと『DAY DREAM BEAT』を早く音楽の教科書に載せてください。フォロワーに文科省で働いている人がいたら是非お願いします。

3.いいね

「毎日の中に確かな実感を伴ういいねがあれば、インターネット上の可視化されたいいねに目移りすることは無いやんか」という曲です。すぐ広告が出てくる無料のパズルゲームをプレイしてる時より、急須でお茶を淹れてる瞬間の方が本当の意味でチルしてる。君のインスタがカラフルじゃなくたって、別によくない?本当のいいねって何?

しかし俺達も中1でYouTube、中3でニコニコ動画に触れたりしていた世代ではあるので、「インターネット全部最悪!」みたいな過激思想は持っていません。日曜日には邦ロック好きと繋がったってええと思う、邦ロックって呼び方マジで何…?とは思うけど。

1番最後の歌詞はWarの『Why Can't We Be Friends』から拝借してます。半径1メートルのモノをいいね!と思うことと戦争や差別に反対すること、遠いようでかなり近いと思ってます。

4.才能

レッチリやスティービーレイヴォーンのギターにHIP HOPのセルフボースティングを乗せてみることをコンセプトに作りました。ケンドリックラマーをオマージュしてみたり、2番Aメロからはトラップビートを敢えてバンドでやる遊び心が光っています。

歌詞に関してはABメロで自分達の出自について歌いつつ、コロナ禍で「やっぱエンタメって無いとダメだな〜」と強く思ったので、サビではそこに帰結するように書いてます。語尾で韻踏むのは勿論ですが、「消えたくなる」「企む」「高鳴る」みたいな語感似てるものをギュッと並べるのもやっぱり書いてて楽しくて好きですね。

ギターが弾ける中高生はこの曲のギターをコピーしたら多分モテるし、ギターなんかやめてバスケを始めたらもっとモテます。

つづく


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2022/11/30

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