小川貴之のインスタグラム(takayuki_ogawa_sumika) - 2月14日 01時59分
18歳。クソガキ。
ライブハウスの出演もどうやるのかわからない。
でも動かないと気が済まない。
当時持ち曲一曲という悲惨な状況。
そんな状況を引き連れながら出向いたのは横浜伊勢佐木モール。
有名な路上ライブスポットである。
路上にて2〜3時間ひたすら同じ曲を歌い続けた。
週に1〜2のペースだったと思う。
酔っ払いのおじさんやホストの兄ちゃんが
「頑張れよ〜」なんて陽気に話してくれたものの、心を響かせて立ち止まる人はいなかった。
そりゃそうだ一曲しか持ち曲ないんだもん。
ある日、結構な時間こちらに背中を向けながら座っているおじさんがいた。歌を聴いてるのかどうかわからない。
体格の良いポニーテールの強面な人だった
いつも通り声が枯れるまで歌ってギターを片付けていたらその強面おじさんが話しかけてきた。
手にはアツアツの缶コーヒーと五千円札。
「冷えるだろ。まあこれ飲んで、帰りに寿司でも食えよ。なんかわからんがグッとくるのがあるよお前の歌。」
そうおじさんは言ってくれた。
言ってくれた言葉は今でも忘れていない。
寿司は食わず、五千円札は帰って額縁に入れた。
その人に貰った言葉が本当に嬉しかった。
今でも実家の自室に飾ってある。
貰った言葉を思い出すために守ってある。
これが今でも背中を押してくれる。
またいつかやりに行くかね!
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2021/2/14