SHIORIのインスタグラム(shiorikaregohan) - 1月12日 22時05分

2度目の緊急事態宣言が出た。
それぞれが違う立場にあり、守るべきものがあり、この決断やタイミングが正しいのかどうか、わたしには到底わからない。

ただひとつ言えるのは再びのstayhomeで食事が家中心になることに頭を抱え、しんどい思いをする人が確実に増えるということだ。

料理が好きで料理を仕事にしているわたしでも1日3食を毎日作り続けるのはとても大変なことだと思っている。食事は作るだけでは終わらず事前の買い物から始まり片付けまで続く。そこに別の家事や育児、仕事まで重なろうものなら悲鳴を上げたくなる気持ちだってよくわかる。終わりがないからこそ余計に。

料理に限ることではないが、義務感や逃げ場のない状態で向き合うものほど辛いものはない。

でも、一方で料理は向かう気持ちひとつで心と体を元気にし、その先の暮らしまでもを豊かにすることができる"楽しいもの"だということもわたしはよく知っている。

昨今の料理を伝えるメディアの多くは"極端な"『時短レシピ』や『映え』に偏りすぎている気がする。

時短レシピは忙しい現代人に欠かせない大切な料理術だ。時短調理によって時間を生み出し、体を休めたり、家族との時間を増やしたり、趣味や勉強に当てたりすることだって出来る。

組み合わせの妙や、極限まで無駄を削ぎ落とし、叡智が詰まった素晴らしい時短レシピを目にした時は感動すら覚える。

しかしながら、時短レシピだけでは得られないものもあると思っている。特に映えやちょい足しレシピでは根本的な料理に向き合う苦痛からは抜け出せない。

時には手軽に、時には手間暇を惜しまず。
大切なのはメリハリで、
そのメリハリをつけられるようになるためのレシピの幅を、料理を愛するメディアなら、もっともっと伝えていこうじゃないか。

料理に正解はないから、
自由に楽しむための選択肢が多ければ、もっと楽になれるから。

料理が持つ力は偉大だ。
たった一皿の料理で人の心をゆさぶり、癒すことができる。
美味しく作れた日には作った自分を褒め肯定し、自信をつけることもできる。

わたしはそんな料理の力で
今こそ食事が、明日を生きる活力になるということをひとりでも多くの人に伝えていきたい。

難しい料理じゃなくてもいいから、自分の手で美味しいものが作れる喜びを丁寧に伝え続けていきたい。

前置きが長くなりましたが、
今、まさに料理を作ることをつらくしんどく感じている人がいたら‥その気持ちが少しでも楽に、料理と前向きに向き合える方法をわたしなりの経験からお伝え出来ればと思います。
次の日曜日、21時半頃からインスタLIVEでお話しします。もし、周りに料理が苦痛でつらい思いをしている人がいたら、ぜひ声をかけてあげてください。

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