クリス智子のインスタグラム(chris_tomoko) - 12月20日 14時06分


岸本佐知子さんのエッセイは、以前から大好きなのですが、新刊「死ぬまでに行きたい海」も大変に面白かった。
自称・鬼出不精の岸本さんが、近所や、記憶の中にある"あそこ"や、ずっと気になっていた場所を訪ねて綴る連載がまとまった本です。
(連載は「MONKEY」にて)

世田谷代田、四谷、横浜、富士山など(海外もあるが)、いずれも現実にある、たしかな場所なのに、岸本さんの手にかかると、現実にある場所に思えなくなる!
エッセイなのに、ディープな物語の世界に惹き込まれます。

岸本さんだから、はあるとして、やはり、普段、動き回りすぎない色々を調べすぎない、ということは、妄想力を鍛え、色々を面白く見る力がつくような気がします。

で、私は、アフター読書、完全にその空気に乗って、それこそ、なんとなく気になっていながら、訪ねる機会を作りそびれてきた、自分の育った横浜の町に、ちょっと用事もあったので、えいや、と車を走らせました。

小学校の門、住んでいた家(駐車場になったと聞いていたが、今はアパートが建っていた!)、よく通った懐かしの手芸屋「金亀屋」(閉まっていたから、もうやっていないのだろうか、ピンポンすればよかったと、ちょっと後悔)アルバイトしていたフランス料理店が入っていた本牧マイカルは、すっかり様変わり、アミューズメントパークのフロアやらに。たしかに、いたいた、こんなんだった、というのと、こんな感じだったかなぁ、の混在。
不思議で、興奮する時間でした。またやろう。

みなさんには、何一つピンと来ない写真だろうと思いながら。

楽しい午後だった!

#book
#岸本佐知子
#記憶の旅


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2020/12/20

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