Tammyのインスタグラム(tammyyanen) - 10月14日 11時27分
昨日、急用があって、デビュー当時お世話になったワーナー時代のレーベルのボスと話した。
2000年にデビューをして、ワーナーインディーズネットワークから2作のマキシシングルをリリースした。
その直後に生活も含め、子供も小さかったし、まだ離婚して間もなくて、色々なプレッシャーに追われて、焦って、唄う為の声が出なくなってしまった。
そしてメジャーデビューが決まったと聞いていたのに自分から辞めた。
色々な迷惑をかけてしまった事で、逃げたのかもしれない。
「いつでも連絡するんだよ」と、プロデューサーの方は言ってくれたけど、申し訳なくて、出来なかった。
それ以来、そのボスにも、当時お世話になったプロデューサーにも、連絡していなかった。
ボスとの電話はホンマに久しぶりで、ご無沙汰していたのに、
電話の第一声からもの凄い感じが良くて、ハリのある明るい声で、
「おぉ〜っ!東京でまたふらっと彷徨ってないか〜?笑」
と、
言われて
「ずっと大阪ですよ〜」
と笑いながら、その一言で思い出した。
初めて東京行った時、ノンアポで、レコード会社にデモ持ち込んで、殆どのとこは預かりだけやったけど、ここだけ
「聴いてもらうまで帰りません、」と受け付けの人に言って、入り口でしばらく待ってたら、困り果てて、プロデューサーに通してくれた。
ウチの格好は知らない東京で、地図を持ってフラフラと歩きまくって、白いシャツが排気ガスで真っ黒に汚れてた。めっちゃ汚かった。笑
そのプロデューサーはめんどくさそうに、意地悪そうに、
「何?観光かなんかで来たの?」
と言って、とっとと帰らせたがってたが、
「聴いて下さい」
と、究極の人見知りだった私は一言だけゆーて、5曲入ったデモMDを渡した。
そして、一曲目で
「これ全部誰が作ったの?」
と言われ、
「私です。」
と言った。
で、二曲目は5分過ぎるバラードを飛ばさずに最後までその場で聴いてくれた。
そして三曲目に入った時、
「他は回ったの?」と言われ、
「はい、受付で受け取ってくれたのが2件ありますが、こんな風には聴いてはもらってません。」
と言うと、
「もう他は周らないでいいよ。
ゆっくり観光して帰りなさい。
来週までに必ずこちらから連絡するからね。」
と、ちゃんと私の目を見て名刺をくれた。
帰りの新幹線では色々な想いが溢れて、泣いた。
それからデビューが決まった。
その時のエピソード話をプロデューサーがボスにしていたから、その事(のちに、東京フラフラと名付けるw)を知っていたのだなぁと、
懐かしさがこみ上げてきた。
ひょんな事から急遽連絡を取らないといけなくなった事に、
「これも何かのご縁だな!お互いがんばろうぜ!」
と、言ってもらえて、何だか勇気をもらった。
子供がその後1人増えて3人になって、3人とも巣立ちました、と言うと、「おお!20年って凄いな」と笑いあってました。
今では長野に居て、引退してからずっとやりたかった事を続けてらっしゃるそうで、
長野に来たら、必ず連絡しろよと言ってくれた。
今の私の唄を、ものすごく聴いて欲しくなった。
そして、そん時の気持ちを忘れずにまだまだがんばるんや。と
思った。
色々な事があるなぁ、
まるでタイムマシンに乗ったみたいに。
今回のアルバムには、このデビュー当時リリースした曲のセルフカバー曲が入ります。
今の私で唄った、この頃の曲。
皆さんに届けれる日が決まったので、
近々発表しますね😊
長くなった、、笑
すいません。
皆さん、どうぞ良い一日を♡
※写真は20年前の白髪の私。笑
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2020/10/14