林信行のインスタグラム(nobihaya) - 10月8日 22時45分


オープン初日に「 #Encounter 」してきました。
気づかないうちに日本の現代アートの中心地になっていた六本木に、新たにオープンした注目のアートコンプレックス #ANBTokyo

そのオープニングを飾るのが4ギャラリーの4つの展覧会を連動させた「Encounter」展。
まさに六本木アートシーンの新しい顔との鮮烈な遭遇が楽しめる展覧会でした。
いや、ここまで強烈に遠慮なしのアート光線を浴びまくったのは久しぶりかも!

場所は六本木の新名所、アルコール0%のカクテルを楽しめる0% NON-ALCOHOL EXPERIENCEの真上、というか同じビルの2、3、4、5、6、7階。
そこに4つのアートスペースと1つのキッチンが入って、それぞれ別の展覧会が今日から同時の一斉スタート。凄かった!

3階で開催されている展覧会のタイトルはNIGHT LIFE。
ストリートやクラブカルチャーを出自とするHouxo QueとMESが、パーティーに見立てた展示空間を構成。かつて六本木のディスコで起きた事故を思わせる落ちた照明や、それを追悼する祭壇。
奥の方にはかなりきわどい見た目の展示も。
こう見えてbarカルチャーだけでなく、クラブカルチャーも好きなので、結構、楽しめました。

そこから階段で1フロアあがると、「楕円のつくり方」展。まったくの別世界です。
まあ、でもグラフィティーとかを扱った作品だし、やや通じるところもあるのかな?
グラフィティーアーティストのNAZEが、AIと共同制作した作品とかがインパクトありました。
仏像を機械学習したAIが仏像っぽさを感じさせるけれど、鬱増ではない何かを描いていて、そこに凡字に憧れ感じるNAZEが、かなり梵字っぽいけど仏字ではない何かを重ねた、あれはいったいなんだったのだろう。いい味を出していました。
4階のトイレにはマツダマサヒデからのシークレットメッセージがあったけれど、頑張ったけれど、そもそも読めなかった!

そこから1階上がるとキッチン。
今日はそこで1本2万7500円の日本酒、SAKE HUNDRED= #百光 が振る舞われていました。

さらに上にあがると、そこは6階。
「And yet we continue to breather.」展。ここの展示は普通に良かった。
こんな都会にも溢れている自然をテーマにした作品が多いのだけれど片山高志さんの絵の描き込みがハンパない。広がっている自然を、突然人工物が遮断している都会の中の自然の風景の絵が、なんだか心に突き刺さった。

そして7階。SOURCE ADIT:Studio TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH。
ここは展覧会が終わった後もオフィス兼ギャラリーで営業を続けるそうです。
唯一、窓を開けて六本木の猥褻なネオンの光景を、ギャラリー内に飾った六本木心中のネオンで迎え撃つ形で借景していたけれど、ここも良い写真作品が多かった。東京のさまざまなビル街の写真を合成した写真も印象に残ったし、東京の取り壊された建物の写真を収めたハードディスクを一度、フォーマットして、ファイル復元ソフトをかけて復元したというグリッチの作品もめちゃ好みだった!

このいずれもパワフルなEncounter展が終わった後、各ギャラリーがどのようなペースで展覧会を回すのかわからないけれど、オープニングということもあって、今回の展覧会はどれもめちゃくちゃパワフルで久しぶりに、強烈なパワーをもらいました。
 そして内覧会に来ている人の数がハンパなかった。木下明さんから「最近、ITボーイズがアートに夢中ですよね」と聞いていたけれど、確かに久々に会うIT系経営者らや投資家らも何人か。これって、ずっと日本のアート業界が求めてきたことだし、良い流れかも!

ちょっとギラギラするくらいの元気さがある展覧会の後は、健康的にアルコール0%のカクテルを頂いて帰途につきました。これが「令和」なのかも…

#ANBTokyo #Roppongi #0%NONALCOHOLEXPERIENCE


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2020/10/8

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