Reiko Lewisのインスタグラム(ventus_design_hawaii) - 9月17日 11時21分

Hawaii Hochi Column today:
SHINKAについて (English summary to follow after Japanese)
日経産業新聞に掲載されたSHINKAマップ法という経営戦略の方法を読んでいて、心に残るものであったので少し考えてみたいと思った。内容としては、これからの企業の目指す視点として4つのSHINKA　「深化」「進化」「新化」そして「伸化」が必要だというものである。現在持っているものの強みをさらに磨くことで向上に努めるのが「深化」。現在持っているものにとらわれずに新たな価値提供の視点を提供するのが「進化」。現在の延長線ではなく、あえて斜め飛びへの飛躍を目指すのが「新化」。そして最後は既存市場内の競争ではなく、価値の創造を通じた新たな市場創造を目指すのが「伸化」である。なんとなく言葉遊びの様でいて、難しい経営方法に思えるこのSHINKAマップは、もしかしたら個人の生き方や変革にも通ずるものがあるかもしれないと読みながら思った。従来からいわれているのは最初の二つのSHINKAで、日本人の得意とするのは一つの事を深く掘り下げていく「深化」的な生き方。匠が技術を極めていくことや、剣客が武士道を究めていくことが良い例である。反対に欧米はどちらかというと新しいものを求めて「進化」して行く方が得意なのかもしれない。しかしながら、この二つのSHINKAはどうも私には表裏一体で、進化するときには、思考や人間が深化し、深化するから進化してきたのだと思っていた。ただ現在の世の中ではその二つでは足りなくなってきていることも事実なのかもしれない。特にこれから先の見えない中で、残りの二つのSHINKAの視点が重要になってきていると思われる。どの視点にもある意味で共通するのは、どうありたいのか、あるいはこれから先はこうなるはずだから今はこうしておかなければという未来からの視点を明確にもつことであるように思う。作家の城島明彦さんは彼のブログのなかでこの問題の関連でさらに二つの「身化」と「心化」を付け加えた。見かけだけで行うのではない、心まで本当に変わろうとする強い思いのようなものをいっているのかもしれない。自分のSHINKAをどのようにすればよいのだろうか。

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