池田健三郎さんのインスタグラム写真 - (池田健三郎Instagram)「自民党総裁選の最中、野党でも再編劇が起きていました。  結果として、国民民主党や無所属の一部議員が立憲民主党に移り、少し大きくなった立憲民主党と、少し小さくなった国民民主党になりました。  ここに至るまで当事者は、それなりに大変な思いをしたことでしょうが、党首も党名も変わらずでは、国民がいまひとつピンと来ないのも無理からぬところでしょう。  とまれ、この国難ともいえる状況にあって、お気楽な野党の立場でありながらも、いつまでも蛸壺の中で権力闘争をしている場合でもありません。  本来、野党第一党というのは極めて責任が重く、与党や行政府の監視機能を適切に果たし、いつでも与党にとって代われるだけの見識と力量を備えておらねばなりません。そのために国民は、権限も責任もない野党議員にも、与党と同額の歳費やそれに付随する経費や政党交付金を負担しているのですから。  ところが、従来の野党は、国民の期待に叶った本来の仕事をほとんどしてこなかったように感じられます。  その結果、問題多発の政権といわれながらも、安倍政権を歴史的な長期政権とすることに多大な貢献をし、支持者の気持ちを逆撫でし続けてきたとも言えます。  こうした経緯を踏まえ今回、野党の新体制移行を機会に、新たな立憲民主党を中核とする野党勢力が、国民の期待に叶う働きをするために何が必要かを考えてみました。  まず明らかなことは、従来通りの活動の焼き直しだけでは、何の進歩もなく、ただでさえ低い国民の支持率は、ひたすら低迷を続けるだけになるでしょう。  もしも彼らが、こうした現状を本気で変えたいと思っているのであれば、当然、「かつてないほどの、驚くような変貌」が求められることは言うまでもありません。  新しい政党であれば、例えば、従来のしがらみを打ち破るような、自民党では絶対に不可能な、厳格なルールを自らに課すことで緊張感を持ち、野党第一党としての能力を向上させる足掛かりをつかまねばならないでしょう。  要するに、野党というのは、一見して、「与党よりも圧倒的にクリーンで、自律的で、よく勉強している」という印象がないと、政権交代に向けたスタート地点すら立つことはできないからです。  これまでの低支持率の大きな背景には、「自分たちのことは棚に上げて、与党や行政官を激しく攻撃する」というご都合主義への不信感があると思われます。  これを払拭するため、新しい野党第一党が、本当に政権をとる気概があるのならば、最低これくらいのことはやって然るべき、という項目を以下に列挙しました。  1.世襲 所属議員の世襲は認めない。親族が就いていた公職と同一の公職選挙に、同一選挙区から別の親族が立候補する場合は、公認・推薦・支持・その他のサポートはしない。当選後も党への所属は認めない。 2.国籍不透明者 所属議員のうち国籍に不透明な点を持つ者は認めない。日本国籍以外の国籍を有する、または有していたことがある者は、その得喪の経緯や日付について詳細に説明し公表しなければ党に所属させない。 3.政治とカネ問題 政治資金上の問題で司直の取り調べを受け、起訴に至った者は、直ちに除名し、現職であれば、直ちに議員辞職させる。 4.審議ルールの厳守 国会審議における政府への質問通告のルール(締め切り)を厳守し、役人に無駄な残業を強いない。  まずは、上記の4つを速やかに宣言し、即日実行に移すことで、国民は、不稼働資産に近い存在であった野党第一党へのモヤモヤ感を相当程度解消することができると思われます。  逆に、これほど基本的な項目すら実行できなかったとすれば、まさに「鼠を捕らず惰眠を貪る猫」と同一視され続けること必定だと申し上げておきます。  上記4つは、きわめて真っ当かつシンプルなものですが、現状の彼らには「死ぬほどつらい」と感じるものもあるかもしれません。それがおかしいのです。  筆者は野党にも親しい友人・知人や、尊敬する先輩もおられますが、その点を踏まえても、ここでぜひ変わってほしいと心から願うものです。 #野党 #政治」9月11日 23時20分 - kenzaburo_official

池田健三郎のインスタグラム(kenzaburo_official) - 9月11日 23時20分


自民党総裁選の最中、野党でも再編劇が起きていました。

結果として、国民民主党や無所属の一部議員が立憲民主党に移り、少し大きくなった立憲民主党と、少し小さくなった国民民主党になりました。

ここに至るまで当事者は、それなりに大変な思いをしたことでしょうが、党首も党名も変わらずでは、国民がいまひとつピンと来ないのも無理からぬところでしょう。

とまれ、この国難ともいえる状況にあって、お気楽な野党の立場でありながらも、いつまでも蛸壺の中で権力闘争をしている場合でもありません。

本来、野党第一党というのは極めて責任が重く、与党や行政府の監視機能を適切に果たし、いつでも与党にとって代われるだけの見識と力量を備えておらねばなりません。そのために国民は、権限も責任もない野党議員にも、与党と同額の歳費やそれに付随する経費や政党交付金を負担しているのですから。

ところが、従来の野党は、国民の期待に叶った本来の仕事をほとんどしてこなかったように感じられます。

その結果、問題多発の政権といわれながらも、安倍政権を歴史的な長期政権とすることに多大な貢献をし、支持者の気持ちを逆撫でし続けてきたとも言えます。

こうした経緯を踏まえ今回、野党の新体制移行を機会に、新たな立憲民主党を中核とする野党勢力が、国民の期待に叶う働きをするために何が必要かを考えてみました。

まず明らかなことは、従来通りの活動の焼き直しだけでは、何の進歩もなく、ただでさえ低い国民の支持率は、ひたすら低迷を続けるだけになるでしょう。

もしも彼らが、こうした現状を本気で変えたいと思っているのであれば、当然、「かつてないほどの、驚くような変貌」が求められることは言うまでもありません。

新しい政党であれば、例えば、従来のしがらみを打ち破るような、自民党では絶対に不可能な、厳格なルールを自らに課すことで緊張感を持ち、野党第一党としての能力を向上させる足掛かりをつかまねばならないでしょう。

要するに、野党というのは、一見して、「与党よりも圧倒的にクリーンで、自律的で、よく勉強している」という印象がないと、政権交代に向けたスタート地点すら立つことはできないからです。

これまでの低支持率の大きな背景には、「自分たちのことは棚に上げて、与党や行政官を激しく攻撃する」というご都合主義への不信感があると思われます。

これを払拭するため、新しい野党第一党が、本当に政権をとる気概があるのならば、最低これくらいのことはやって然るべき、という項目を以下に列挙しました。

1.世襲
所属議員の世襲は認めない。親族が就いていた公職と同一の公職選挙に、同一選挙区から別の親族が立候補する場合は、公認・推薦・支持・その他のサポートはしない。当選後も党への所属は認めない。
2.国籍不透明者
所属議員のうち国籍に不透明な点を持つ者は認めない。日本国籍以外の国籍を有する、または有していたことがある者は、その得喪の経緯や日付について詳細に説明し公表しなければ党に所属させない。
3.政治とカネ問題
政治資金上の問題で司直の取り調べを受け、起訴に至った者は、直ちに除名し、現職であれば、直ちに議員辞職させる。
4.審議ルールの厳守
国会審議における政府への質問通告のルール(締め切り)を厳守し、役人に無駄な残業を強いない。

まずは、上記の4つを速やかに宣言し、即日実行に移すことで、国民は、不稼働資産に近い存在であった野党第一党へのモヤモヤ感を相当程度解消することができると思われます。

逆に、これほど基本的な項目すら実行できなかったとすれば、まさに「鼠を捕らず惰眠を貪る猫」と同一視され続けること必定だと申し上げておきます。

上記4つは、きわめて真っ当かつシンプルなものですが、現状の彼らには「死ぬほどつらい」と感じるものもあるかもしれません。それがおかしいのです。

筆者は野党にも親しい友人・知人や、尊敬する先輩もおられますが、その点を踏まえても、ここでぜひ変わってほしいと心から願うものです。
#野党 #政治


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2020/9/11

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