CHIPPRUSONのインスタグラム(chiestylee) - 7月18日 23時05分
少し前の夏至の夕暮れ
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ご無沙汰しています。京都は蒸し暑くなってきました。今週に入って随分体調が回復してきて、首が痛かった期間も休み休みパンセットを作らせて貰えた事に感謝。
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胸郭出口症候群という体の症状と向き合い、自分なりに色々試して血流を回復させる事に一年以上費やした結果、最近左腕、左手、曲げにくかった指も随分動くようになりました。諦めずに信じてやってきて本当によかった。体の勉強は独学だけど、パンも独学だから似たようなものに思います。体の不調と向き合い、自分で治すことに決めてから、自分のパン作りもより体の構造に寄り添ったものに変わりました。激しい痛みが出ている期間、不調からミスをすることもたくさんあったけれど、ミスから新しい閃きが出てきたり、長期熟成パンが生まれたり、きっといつか振り返ったら全て必然だった、と思える日も近いのだと思います。
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私が回復すると同時に、長らく闘病中だった母が一気に弱り出して、お母さんずっと頑張ってくれてたんだな、支えてくれてたんだな、としみじみ思います。母は、私がそばにいるより、パンを焼いて欲しい、とそればかり。寂しいようなありがたいような…
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私がこうして生きているのは、パン作りに出会えたおかげです。パンを焼き続け、たくさんの友達ができ、出会いがあり、お店を持てた。体重が35キロ、体脂肪率3%の頃、痩せ細った腕で初めて捏ねて焼いたパンを両親は手を叩いて喜んでくれた。初めて焼いたパンはりんごや山芋、人参を発酵させた酵母で全粒粉をたくさん入れ過ぎて、レンガみたいにカチカチでしたが、両親が喜ぶのが嬉しくて、毎日パンを作りました。あの日の感動は今も変わらず、パンが焼ける度に目が細くなりニヤニヤしてしまいます。
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あれから何年経つのかな。私の背中は大きくなり、腕は逞しくなりました。まだ日によって体が辛い日もありますが、今のペースで体調が回復したら、きっともっとたくさんパンも焼けるよね。
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生きていたら色々あるさ。少しでも自分のできることを続けたらいいのです。周りと比べても仕方ない。自分ができる小さなことを喜ぶ。簡単なようですごく難しいことだけど、明けない夜はないのだと思います。いつかトンネル抜けたら、そこは一面のお花畑かもしれないよ。
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悲しいニュースも重たい現実もたくさん耳に入ってくるけれど、目の前の自分の景色を、毎日少しずつでも、美しいと思えるものに変えていけますように。
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2020/7/18
