奥浜レイラのインスタグラム(laylaokuhama) - 6月14日 14時34分

観た方もたくさんいそうな近年の名作。
紹介している方も多いので今更だとも思ったけれど、Amazon primeで観られる『The Hate U Give』と『ブラインドスポッティング』の話を。

邦題は『ヘイト・ユー・キブ』の表記になってますが、原題の頭文字をみて2Pacが浮かぶか、またはトランプ大統領のあのツイートが浮かぶか。

数年前から続いている #Blacklivesmatter (黒人の命を軽んじるな)という運動。
ハッシュタグ・アクティビズムとしては近年だけど、この問題は奴隷制度の廃止後も、公民権運動後もずっと消えることがありませんでした。

「なぜ黒人の命のことだけ訴えるの？」

特権を持つ人たちのこのような発信をよく見かけていて、そのたび頭を抱えてます。
すべての命が大切なのは当然ですが、今これを言うことで、苦しんでいる人たちは発言がしづらくなります。
この件について、やっぱり分かりやすいのでビリー・アイリッシュの投稿をこの後リポストします。(きっとご存知の方も多いと思いますが)


何度も言いますが、もちろんすべての命が大切なのは大前提です。
ではなぜ「All lives matter」のはずなのに、無抵抗のアフリカンアメリカンが不当に殺されるのでしょうか？

黒人の子どもたちは物心つく頃から「警察の前で抵抗しない、突発的な行動をしない、手は見えるところに置く」ことを教えられるのはなぜか。

どうして言葉を覚える過程で「Don't shoot！(撃たないで！)」を真っ先に教わるのか。


この『ヘイト・ユー・ギブ』と、『ブラインドスポッティング』はそのあたりも描かれていて、今アメリカで起きていることが理解しやすいはず。

エンターテインメントとして、まずこの問題に触れるのに難しくない作品だと思います。
もちろん胸は痛みますが、深く考えるための入り口になります。

両作品とも、一方からだけでなくさまざまな視点が入っていてそれも素晴らしいです。


この問題の本質を知ることは、あらゆる差別をなくすための大切な一歩にもなるはず。 
知るのに早い遅いもありません。
私も「これ、きっともうみんな知ってるよね？」を捨てて、エンターテインメントを通じてこれからも伝え続けたいと思いますし、BLMを支援する団体に協力し続けます。

今は論点をすり替えるより、目の前で血を流す人をサポートしなくてはと思います。

何かしたいけど…という方は、まずこの2作品を観ることから始めてみてください！
#ヘイトユーギブ
#ブラインドスポッティング
#thehateugive
#blindspotting 








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