土岐麻子のインスタグラム(tokiasako) - 4月4日 15時35分

一度枯れかけた多肉植物が鉢の外に出まくるほどメリメリ伸びている。
きみ、コロナ関係なくていいな！

さて。
自分の中で、刻々と考えが変化している。

夫がこれまでと変わらずに録音スタジオに働きに行くので、健康や家の事情を冷静に考えて、しばらくホテルを借りて別居しようという提案をした。少なく見積もっても二ヶ月は離れて暮らすだろうというイメージで。
それから二人でホテルを探したりしていたが、ほどなくして、気付いた。それは私たち家族の間だけでの「なるべくうつらない・なるべくうつさない」ようにという狭い意識にとどまった結論であって、本当の望みである、「この蔓延を止めて再び気持ちのいい平常を取り戻す」ということのためには、さほど意味のない行動じゃないかと。

社会が破綻しないように、いま一人でも多くの人の外出稼働を減らすべきだ。現在健康な人は誰も自分が感染しているかどうか分からないのだから、仕事をまっとうしたくても、蔓延を防ぐにはやっぱりもうそれしか最良なことはないのだと思う。
自分も外に出ず、可能な限り、誰かのことも出させないように。
亡くなった人がたくさんいるが、その死に自分の行動が直接的でも間接的でも関与してるかもしれない。（間接的…仕事や約束で誰かを動かすことで関わってるかもしれないという意味）

仮に自分が疫病で死んでも、のこった人たちの生きる社会が壊れていたらと考えるとつらい。

そして私たちは、職を失っても仕方ない、生きていればなんとかなると覚悟を決めた。
この覚悟が数ヶ月後に取り越し苦労だったということになってもいいから、いまはそれに基づいて行動しようと思う。

夫はスタジオに行かないことにした。
その申し出によって全員の作業をリモートに切り替えたチームもあったという。
私にはレギュラーラジオがあるが、自宅から収録するために準備を完了させた。

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