岡田美里のインスタグラム(millieokada) - 8月28日 18時13分

個性の塊だった叔父が他界して一週間が経ちました。
たまたま本棚を片付けていると叔父の作品集が…。
自己主張の得意な叔父が、ミリーのフォローをしてくれてる皆さんに見て欲しいと言わんばかりに。

ゲージツ家のクマさんと親しい世代で、東京都現代美術館にカルティエのアート展があった時に叔父と待ち合わせして出向くと、芸術関係者がいちいち叔父に挨拶にきました。

叔父はカルティエの冊子にモデルで載った私のことを「僕の姪なんだ」といちいち自慢げに紹介すると、芸術関係者さん達は「はぁ…」って感じで「ははは、ここじゃ、ミリーより俺の方だな」とゲラゲラ笑いました。 「三春」をおかみさん(叔母)と従姉妹のえりちゃんに任せっきりで芸術に没頭した叔父は、あのデザイン界の巨匠 #倉俣史郎 氏の椅子のプロトタイプを製作しました。
そんな貴重な椅子を、私達がサティアンと呼んでいた茨城のアトリエの川沿いに置いて錆びていく経年変化がどーのこーの…とウンチクを語るような、ホント私なんかには理解不能なゲージツを生きて幸せだったろうなと思います。

田中信太郎
1940年東京都生まれ。1959年年読売アンデバンダン展に出展後、前衛美術グループ「ネオ・ダダ」での活動を経て、ミニマルな表現へ大きく舵を切る。６０年に前衛芸術家集団「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を故赤瀬川原平氏らと結成。抽象的な作品を主に手掛け、ベネチア・ビエンナーレなど多くの国際美術展に出品した。
ブリジストン美術館入口のオブジェ、札幌ドームの入口のオブジェなど。

すいません、身内の自慢になりましたが大好きだった叔父への弔いに。

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