玉城ちはるのインスタグラム(chiharu_tamaki) - 6月5日 20時20分
【子供を殺してくださいという親たち】
ここ最近のニュースを見てこの本を買いました。
押川剛さんの本です。
今日、ラジオ収録の後子供を迎えに行くまでの間カフェでやっと読み終えました。
96年より精神障害者移送サービス業務を行っており、強制拘束を否定し、対話と説得によって患者を医療につなげるスタイルを確立
これまで1000人以上の患者を移送されたそうです。
この本にはそのいくつかの事例が載っているのですが
過度の教育圧力に潰れたエリートの息子さんの話や
母親をどれ扱いしてゴミに埋もれて生活する40代の女性など
様々な事例が載っていました。
これが現代の日本で本当に起きてるんだなぁと。。。 この本を読んで、押川さんの活動は今とても必要な事だなという感想と改めて知ることも多かった。。 今日のラジオの収録でも行動分析学者 奥田健次先生の言葉でも印象に残ったのですが
受け入れ先の病院を見つけることも大変だということ。
私はどこかで すぐに病院は受け入れてくれるものと思いこんでました。。
また入院受け入れをしてもらっても3ヶ月くらいで退院を促される事例も多く載ってたいたことにも驚きました。
3ヶ月でどれくらい症状が回復するかわからないけれど
この本のいくつかの事例では、
戻ってくることを家族がすごく嫌がってる様子も見えました。
家族としても刃物を振り回して殺されかけたらまた帰ってくるのかと怯えるのも当たり前だよなぁとか。。 なんてゆうか読んで良かったとすごく思いながらも苦しくなってしまいました。
でも、目を背けてこういった日本の現状を無視したらいけないんだろうな。無視しちゃダメだなって気持ちにも改めてなりました。。。 この本の最後に押川さんは
「家族も治療者の1人であるという自覚を持つ」家族の決断や支えなくして患者の回復はありえません。
そもそも日本の精神保健が現在のような家族にとって最悪とも言える形にかわってしまった背景には多くの家族がとってきた「他人任せ」のスタイルがあったと思うのです。
と綴ってあった。
そう綴りながらも押川さんの業務自体は患者さんや家族の方に寄り添い、いやしっかりと介入して
家族だけでは病院に行ってもらうことが困難な所を一緒になって解決しようとしている姿にありがたい気持ちになりました。
誰でもできる仕事じゃないものを選んでいる。
すごく良い本でした。
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2019/6/5