テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 4月29日 09時22分

様々な地形が続く南フランスの風土から、画家たちは多くのインスピレーションを得てきました。19世紀、ポスターを芸術の域にまで高めたと称されるアンリ・ドゥ・トゥールーズ・ロートレックもその一人です。
この一帯を治める伯爵家に生まれたロートレックは、幼い頃から家族と共に、領地に点在する城や館を馬車で巡り、田園や森を庭のようにして育ったといいます。「ロートレックでなくても、絵に描きたくなる風景だ」と、地元の人が笑みを浮かべます。
山道をロートレックの生まれた町を目指して進みます。
アルビ。タルン川の畔に拓かれた歴史ある商業都市です。婦人が、ロートレックの生家を教えてくれました。
赤レンガの町並みが続く一郭で、ロートレックは脚の発育が止まってしまうという奇病を患いながらも、絵を描くことに日々を費やしたといいます。

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