佐藤友子のインスタグラム(tomokosato_hokuohkurashi) - 8月14日 22時34分
夏休み4日目。8/14 #佐藤の気まぐれ日記
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夏休み中に読んでいる本の記録。
『花森さん、しずこさん、そして暮らしの手帖編集部』は、2年ほど前に初めて読んで、すごーーーくよかったのでクラシコムの編集チーム全員に配ったくらいの本。
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花森安治さんの編集への姿勢や読者とのつながり方は胸打たれるものがあって、なんとなくこの2年、仕事で迷ったときなどにこの本をめくると不思議と安心できるところがある。
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花森さんのもとで長年働いた著者の視点で書かれた当時の編集部の様子は、ドキュメンタリー番組を見ているようなリアリティーがある。
久しぶりにしっかり読み直そうと、この夏休み中、持ち歩いていた。
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こんな花森さんの言葉が目にとまった。
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「……ぼくは、<暮らし>という日本語が好きなのです。美しいと思います。いくつにもたたまれ、しわだらけになり、手あかにまみれた千円札、あれをじっとみていると、これをたたんだりのばしたりしてきた、大勢の人の指が、目にうかんできます。たのしそうな笑い声や、身を切られるようなため息が、きこえてきます。うすぐらい灯の下で煮えている食べもののにおい、青空にひろがってゆく石けんのにおい、がにおってきます。<暮らし>という言葉には、そんなふうな、あたたかさ、せつなさがこめられています」
----『花森さん、しずこさん、そして暮らしの手帖編集部』102ページより
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「暮らし」という言葉にはあたたかさ、せつなさがこめられている。
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この花森さんの言葉が、心のなかに沁みわたっていくようだった。
時代はかわり、 せつなさの質は変わっているかもしれないけれど、現代にもきっとせつなさはある。
楽しいとかあたたかいだけでなく、暮らしをせつないものでもあると捉えると、いまの自分たちの仕事においてもまた違ったなにかを見い出せそうな気がした。
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あっという間に明日が夏休み最終日。
今晩は料理へのモチベーションが若干復活!?とか言っていたというのに、スーパーでついついそそられ晩ご飯は焼き鳥となった。
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そしてSpecial Favorite Musicというバンドの『Summer Gifted』という曲にはまってしまい、リピートで、夏休み中それはもうエンドレスで聴いている。
こういう一度気に入るとその曲だけを聴き続けるところ、自分でもどうかしてるなって思うことあります?
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2018/8/14