Boojilのインスタグラム(boojil) - 5月24日 20時30分
個展前に、これまでを振り返る。わたしが絵を描いている理由、目的、今一度見直したいと思う。
長くなりますが、読んでもらえたら、嬉しいです。
かれこれ、Boojilの活動も15年目。
わたしがまだ服飾の専門学生だった19歳の頃、タイとカンボジアにバックパッカーで初めて個人旅行で旅に出た。
タイとカンボジアの国境を徒歩でまたいだときに出会った子どもたちは皆、路上生活者だった。幼い子もたくさん見た。障害のある子どもたちも、物乞いをしていた。
ボロボロの服を着ていて、日本に暮らす自分との環境のギャップにただただ驚き、何も知らずに呑気に暮らしていた自分を責めた。悲しくて、悲しくてやりきれなかった。
英語が苦手だったわたしは、地面に絵を描いて、こどもたちや、出会った人とコミュニケーションをとった。似顔絵もまた、とても役立って、プレゼントすると皆、笑顔を見せてくれた。
絵は、人を笑顔にする。
それは年齢や、性別、貧富の差に関係なく、誰とでも仲良くなれるコミュニケーションツールのひとつ。
わたしは絵を仕事にすることを19歳のあの時、胸に誓った。
あれから毎年旅に出て、世界各国ひとりで出かけ、いく先々で誰かと出会い、話し、絵を描いてきた。
絵描きになってから、できた友人たち。一生の付き合いになったらいいなぁと、願っている。
これまで本当にいろんなことがあった、嬉しいこと、悲しくてやりきれないこと。いつだってわたしを助けてくれたのは、絵を描くことだった。そして、周りにいる大好きな友人や、家族がいたからここまで頑張れたのだなぁと思う。
結婚をして、出産をして、また新たな扉が開かれて、わたしはこれから何をしていこうか。どんな夢を思い描こうか。
絵本は夢がある。
やさしくて、愛がある。
充ち満ちている。
誰かが悲しくてやりきれないとき、わたしの絵で少しでも元気を取り戻してくれたら嬉しい。
最近慌ただしくて、絵を描く意味を意識していなかったけれど、昔からずっと変わっていない、わたしがやりたいこと。
この先、歳をとって、ヨボヨボの婆さんになっても、いつか死んでしまっても、絵だけは残る。
なんか切なくなるなぁ〜
今回の絵本は、わたしの15年分の活動、全てが詰まっています。
絵を描く楽しさ
旅をする面白さ
誰かと出会うために絵を描く。何にも代え難い、大好きなこと。
絵本「おかっぱちゃん」原画展の搬入中。いろんなことが走馬灯のように思い出されます。
これまで沢山絵を描いてきたけれど、絵を通して、わたしを知ってくださった皆様、ありがとうございます。
明日から始まる、原画展、頑張ります〜! #Boojil
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2018/5/24