竹澤汀のインスタグラム(migiwaaaaaaaaaa) - 4月27日 13時46分

こいつを先日水洗いしたとき、毎週日曜日、上履きを洗っていたあの黄金時代を思い出した。

子どもの私は、絵に描いたように、季節と共に生きていた。
春は桜の木下で、何時間も何時間も、落ちてくる花びらを追っかけて、花びらの吹き溜まりを頭上にばら撒いては予想以上に砂を被ったりした。

夏は水泳。ゴーグル焼けのパンダの顔が、誇らしかったり恥ずかしかったりした。プールの掃除が好きだった。掃除のあとに先生が秘密でくれるアイスはもっと好きだった。

秋、毎日どんぐりを拾いに出かけた。これは食べれる、これは食べれない、椎の実は地味だけど生で食べても大丈夫だし少し甘いから、たくさん拾った。色んな生き物を見た。死骸もみた。

冬、雪が降らない限り、半袖で鬼ごっこをした。（ここにきてまさかの夏感）

日曜日、上履き洗うのが、めんどくさくて嫌いだった。

あんな白い履物に対してなんの気を使うこともなくボロボロに汚してきたなんて。そんなに何に夢中だったんだろう。きっと、目に映る全てに夢中だったんだろう。

ああ、ずっと子どもでいたい。ちゃんと大人になりたい。

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