モルのインスタグラム(m_scape) - 12月5日 20時54分



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予め遅れる旨を伝えておいたが、ホテルに着いたのは夜の10時過ぎ。
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フロントはすでにほとんどの照明が落とされている。
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ベルを鳴らすと、薄明かりの中、人の良さそうなロマンスグレーのおじ様が奥から出てきた。
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にこやかな笑顔で快く受付をしてもらい、なんとかチェックインを済ませる。
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カードじゃない、昔ながらのタイプのカギを受け取り部屋へ。
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さすがリゾートホテル。意外と広い。
オフシーズンのためか湖を見渡せる眺めの良い部屋を割り当てられていた。
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荷物を適当におろし、窓を開ける。
そこには一面の……
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曇り空がw
まったく星が見えないwww
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『今夜はダメっぽいね~』
「あ~あ、せっかく来たのに。でも綺麗~」
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ふたりで窓からの雪景色を楽しむこと数分、尋常じゃない寒さにすぐに限界が来た。
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『寒い!ムリ!』
「明日の朝に期待だね。はいこれ」
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浴衣一式とバスタオルを渡される。
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「あったまっておいで♡」
『ん?行かないの?』
「なんで?一緒に入りたいの?」
『入りたいよ』
「高いよ?」
『いってきまー』
「はい、いってらっしゃい٩꒰৹৺৹ઌ꒱」
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いつものように軽くあしらわれる。
大丈夫。慣れてる。
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ひとり大浴場へ向かう。
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かけ流しの温泉で露天やサウナも完備されていたが、深夜ということもあり貸切状態。
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こーゆー時に全部の湯船に入りたいと思ってしまうのは貧乏性なんだろうか。
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いろいろ楽しんでるうちにすっかりあったまり、上がる頃には汗がなかなかひかないほどだった。
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部屋に戻ると、ソファで毛布をかけてまるまってる物体を発見。
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顔までかかってる毛布をはがすと彼女がすーすーと寝息をたてている。
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あまりにも無防備な寝顔にイタズラ心がわく。
ほっぺをつついたり、耳をいじったりしてると、こそばゆいのか手をつかまれた。
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「なに~だれ~?モルさん?」
『うん。ただいま』
「モルさんかぁ。ならいいやぁ」
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ボクの手を枕のように自分の頬の下に敷くように置くとまた寝息が聞こえてきた。
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(え?なに今の?いいってなに?)
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発言の真意を確かめようとドキドキしながら起きるまで待つこと5分。
寝ぼけていたのか、まったく覚えていない様子。
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「まったくぅ。あたしを騙そうとして。そんなこと言うわけないじゃないですか~♪」
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寝起きにカリカリトリプルチーズをパクつきながら笑顔でサラッと流される。
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夢を見ていたのはボクなんじゃないかと思えるくらい自信を持って否定された。
悔しいからカリカリトリプルチーズ半分くらい奪って食べた。
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#起きている間はボクにまったく好意がないことはわかった
#深層心理にかけてみる
#無許可キャプ3
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2014/12/5

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