eriさんのインスタグラム写真 - (eriInstagram)「昨日の #DEPTBambooBoots のインスタライブで『もう少し安くならないのか？』というご質問をいただいたそれについて考えてみてる… この2年半、何がベストなのかを探ってブーツをつくってきた (やっぱり難しいかと諦めかけた時もあった) 素材の選定を、何度も何度もやり直したサンプルたちを思い返す (いやぁ、たくさんの積み重ねがあったな) DEPTはたくさんつくりません今回のブーツもそうほんとに職人さんにお願いできる超ーーギリギリの数でつくります今、ものが、服や靴も、大量生産のなかで適正価格を見失って異常な安さで売られています (単純にたくさん作ればコストは下がり、少なければ上がります) 私たちものづくりをしてる人はやはりその価格帯と比べられてしまう(別に良いのだけどね☺️ちゃんと作ってるものきっと伝わるはずだからと信じておる) わたしはちゃんと素材を選びたいし行程でどうつくるかを軽視したくないきちんと時間もかけたいしおまけにたくさんつくりたくないこのブーツを構成するすべての要素が必要で、値段を安くするために差し引けるものなんてないんですただしかし "高いものをつくりたい"と思って仕事をしているわけじゃないから "高くて買えないな…"と残念な気持ちにさせてしまうことも本望ではないだから『もう少し安くならないのか』にたいして、言葉に詰まるところもあったなるべく欲しいと思ってくださる人にお届けできるようにとこのブーツのプライスもうちの利益の幅を抑えてさだめたのだけど、それ自体も正しいことなのか正直自分でもわからないビジネス的にはおそらくダメなんだろうこれをつくるのにとっても頑張ってくれて何年も根気よく付き合ってくれたスタッフの生活を支えるために、そしてものづくりを小さくても継続させるために会社をまもっていかなきゃいけないからないいものをつくるってなんだろう？いつもつぎの時代のものの生み出し方ってどんな感じなんだろう？って探しながら仕事をしています小さな会社ができることに限りはあるけどなるべく自然に負担をかけない方法ってなんだろ生活や心をほんとの意味で豊かにしてくれるものってなんだろ人間の喜びの先に別の種別の動物の悲しみや搾取がないようにするにはどうしたらいいんだろ悩んでぶつかってわたしはまだここにいる『もっと安くならないんですか？』に対しては "ものづくりに妥協はせず会社としてできうるかぎり抑えた金額に設定したものがこちらです" が今の答えなのかな思いつくままに書いててまとまりがないかもしれないけどとにもかくにもこのブーツが完成してまずはとてもうれしいよ @d_e_p_t @sakitakimi」12月3日 11時03分