小林唯さんのインスタグラム写真 - (小林唯Instagram)「気づけば、というには時間が経ちすぎたけれど夏は終わった。にも関わらず、近所の畑に向日葵が咲いていた。 夏の青空の下が似合う、黄色い花を曇天の下で見た時なんとも言えない気持ちになった。  季節が変わる、と言えば衣替えである。 即席ラーメンの如きそれを行い、部屋の中は春夏秋冬がごちゃ混ぜになったような散乱具合である。 寒ければ服を着て、暑ければ服を脱ぐ。 当たり前のことを当たり前のように繰り返しながら、気づけば来年は40歳になる。 おそらく、これはほぼ確信に近いが特に何もないまま40歳を迎えるだろう。 20歳も30歳も、その日は当たり前のように過ぎていった。 感傷に浸ろうにも自分だけの記念日である誕生日に対して本気で感傷に浸れるのは製造元の親くらいなもので、本人はその渦中の中で口を開けて歳をとるのみである。  子供は無事小学校に通っている。 保育園を登校拒否し、発達障害の診断を受けた日から「この子はもしかしたら永遠に家の中にいるのかもしれない」という思いをかかえながら暮らしていたが、現状杞憂だったようだ。 雨の日も風の日も親が寝坊をした日も、当たり前のように小学校に通っている。私の実家は母は早起き、父は遅起きでそれが普通だと思っていたが、なんかしらん僕が我が家で1番に起きている。 僕の彼女は朝に弱い。とても弱い。ドラキュラよりも弱い。 夜のうちは頑張ろうという意志を見せるが朝になればそれは圧倒的な力、本能に近いもので押しつぶされている。 そしてそれを擁護する語彙力を携えているだけにタチが悪い。 僕は朝起きない訳にはいかないのだ。  子供は特殊学級に通っている。発達障害を抱えた彼はそれでも毎日頑張って通っている。  彼女も子供もまるで季節外れの向日葵のような明るさと狂気を湛えている、と僕は思う。 実をつけることがなくとも、そこに存在感を示して咲いている。 僕はそういうものに惹かれてしまうのかもしれない。それは憧れに近いもののような気もする。 などと思いながや明日も重たい身体を起こすのだ。」11月20日 21時26分 - yui3651

小林唯のインスタグラム(yui3651) - 11月20日 21時26分


気づけば、というには時間が経ちすぎたけれど夏は終わった。にも関わらず、近所の畑に向日葵が咲いていた。
夏の青空の下が似合う、黄色い花を曇天の下で見た時なんとも言えない気持ちになった。

季節が変わる、と言えば衣替えである。
即席ラーメンの如きそれを行い、部屋の中は春夏秋冬がごちゃ混ぜになったような散乱具合である。
寒ければ服を着て、暑ければ服を脱ぐ。
当たり前のことを当たり前のように繰り返しながら、気づけば来年は40歳になる。
おそらく、これはほぼ確信に近いが特に何もないまま40歳を迎えるだろう。
20歳も30歳も、その日は当たり前のように過ぎていった。
感傷に浸ろうにも自分だけの記念日である誕生日に対して本気で感傷に浸れるのは製造元の親くらいなもので、本人はその渦中の中で口を開けて歳をとるのみである。

子供は無事小学校に通っている。
保育園を登校拒否し、発達障害の診断を受けた日から「この子はもしかしたら永遠に家の中にいるのかもしれない」という思いをかかえながら暮らしていたが、現状杞憂だったようだ。
雨の日も風の日も親が寝坊をした日も、当たり前のように小学校に通っている。私の実家は母は早起き、父は遅起きでそれが普通だと思っていたが、なんかしらん僕が我が家で1番に起きている。
僕の彼女は朝に弱い。とても弱い。ドラキュラよりも弱い。
夜のうちは頑張ろうという意志を見せるが朝になればそれは圧倒的な力、本能に近いもので押しつぶされている。
そしてそれを擁護する語彙力を携えているだけにタチが悪い。
僕は朝起きない訳にはいかないのだ。

子供は特殊学級に通っている。発達障害を抱えた彼はそれでも毎日頑張って通っている。

彼女も子供もまるで季節外れの向日葵のような明るさと狂気を湛えている、と僕は思う。
実をつけることがなくとも、そこに存在感を示して咲いている。
僕はそういうものに惹かれてしまうのかもしれない。それは憧れに近いもののような気もする。
などと思いながや明日も重たい身体を起こすのだ。


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2023/11/20

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