軍地彩弓のインスタグラム(sayumi7) - 9月25日 22時36分


出雲への旅は、石見神楽を知る旅でした。
古くは平安末期から伝わる五穀豊穣を祈る神楽。
初めて見る神楽は、想像の何倍も豪華で豪壮で躍動的で、何よりも美しかった。

今回のツアーは最初に出雲須佐神社から巡りました。
そこから、神楽の道具を作る工房を訪ね、最後に神社で行われる神楽を見るというもの。絢爛な衣装、お面の工房を訪ねてから見たその神楽。
だからこそ、伝統を守り抜くこの土地の人の思いとエネルギーを感じました。

演目は「道返し」と「大蛇(オロチ)」。
暗闇に現れる鬼と対峙する神。想像以上にスペクタルな演舞。火を吹き、煙幕を張り、神と鬼の闘いを描く「道返し」。勧善懲悪ではなくて、鬼が改心する、という演目。歌舞伎さながらの早替わりまであって、勇壮な演舞に引き込まれる。
そして一番人気の演目「大蛇」はいうまでもなくヤマタノオロチ。大蛇を素戔嗚命が退治する神話。絢爛な衣装、鬼気溢れるお面、自在に形を変える蛇胴。
火を吐き、縦横に大蛇が蠢き、息を呑む迫力。
自在に動き回り、気づいたらかっこいい! と何度も叫んでいて、瞬間で大蛇に惚れた💕。

今回の神楽は浜田神楽の亀山社中の皆様。代表の小川さんの説明が素晴らしく、ますます浜田石見神楽に落ちました。

なかなか写真や動画では伝わりきれないのだけど、わたしたちがあの場所で見た、空気、迫力、衣装のひと針ひと針の息遣い、神と交信する神々しくキリリとした緊張感をぜひ現地で見てほしい。

石見神楽の本場、浜田には50以上の神楽団体があります。その団体ごとに数十人の地元の方が子供の頃から社中に入り、生業をされる傍ら、週に何度も稽古や公演に日々勤しんでいると。
次の世代の5歳の子が横でお手伝いをしていたり。

工房も神楽も、こうやってその伝統を愛する人たちが絶えることなく綿々と伝えている。
最近、地方のものづくりの現場を歩くことが多い。その中で、その伝統に誇りを持って守ろうとする世代を超えた人たちのコミュニティに出逢います。
守ること、そして発展させること。

熱く感動しました。

神楽の衣装も時代を経て、アップデートしているという。それは流行を生み出すファッションと通じる。変化や革新があってこその伝統なのだと思うのです。

この亀山社中さんの公演が12月2日に浅草公会堂で見られるそうです。現地のあの空気感とは違うかもだけど、またあの大蛇や鬼、神様に会いに行きたいと思います。
石見は遠い、という方も是非こちらで体験してみてください。

http://love-iwamikagura.com/

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2023/9/25

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