竹谷賢二のインスタグラム(tktakeyakenji) - 9月15日 22時32分


【2023アイアンマン世界選手権 振り返り】ラン 3:32:42 7位

スイム50位→バイク3位と順調に追い上げてトランジットエリアから軽快に走り出したところで、4位で前後僅差であることを聞く。

このまま前を追えれば3位だ!と気合いを入れるがペースはまずは想定ペース狙いでオーバーペース防止、フォームを整えて力を抜いてリラックスした足運びを安定させていく。
約5km往復の4周回でほぼフラットなランコースはプロと同じ時間を走ることもあり応援多く賑やか、バイク終えた選手もどんどんコースインしてくるので、誰が同じエイジかは走りながらだと判別つかないが、マイペースで追いつけるのかどうかわからないが淡々と刻んでいく。

日本よりも湿度がないので日陰(ほぼランコースにはないが)だと涼しさを感じられるものの直射日光では30℃近いので体を冷やしつつオーバーヒートも防ぎながら進めていく。

序盤10kmは快調、2周回21kmも1時間36分で通過、順位は4位、5位、6位、5位と抜きつ抜かれつであることを聞く。

5位で表彰台なので是が非でも、とペースを保とうとするが、体に力が徐々に入らなくなってくる。3周回終える頃には頭もクラクラしてきて目もチカチカしてきて、真っ直ぐ走ることも厳しくなってきてしまう。ハンガーノック、ボンクだ…

バイクでオフィシャルエイドのモルテンを4個摂り、21kmまでは2個を口にしては飲み込めなかったので味に飽きたのか、走れているから気にしていなかったが、突然壁にぶつかったように体の自由がきかずにペースが落ちていく。

ファイナルラップ、なんとかコーラでモルテンを流し込んで走るも、数キロでまた目眩の波がやってくる。その度エイドで止まって口に押し込み走るを繰り返す。
順位は上げるどころか抜かれてしまい7位に後退、悔しいがどうすることも出来ず、今の走りでフィニッシュを目指すのが精一杯だった。

朦朧としながらも沿道の声援に励まされることで疲労困憊ながらなんとか走りきり、7位で走り終えた。

序盤に感じたトレーニングの成果を台無しにしてしまった補給の失敗が悔やまれるが、世界トップエイジとの走力さの大きさも痛感した。10分15分崩れたとしても3時間20分でフィニッシュできるようなペースを身につけなければならない。

またこの先一年は悔しさを糧に課題克服に取り組み続け、来年の55−59エイジカテゴリー初年度には積年の思いを果たしたい。

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2023/9/15

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