笠井信輔のインスタグラム(shinsuke.kasai) - 8月20日 19時12分


こんなに嬉しい事はありません

ついに、ついに、
「逃走中」の出演が叶いました

やっぱり、古巣のフジテレビの皆さんは優しい!

がんのステージ4から社会復帰して、どこ行っても皆さんに心配して声をかけていただけるので、本当にありがたいのですが

非常に元気です!

ということを
見ていただきたくて

ステージ4でも
還暦男でも
走り(逃げ)回れるのです!

と言うことを証明しようと
加藤マネージャーと「逃走中」の出演を目標にしてきました

少し前に、週刊女性で
「今の目標はなんですか?」
と聞かれて
「逃走中に出ることです」ときっぱり言ったら
それが大きな見出しなりました

このことも、今回の出演の大きな後押しになったと思ってます

週刊女性のみなさんにも感謝です

難しく言うと
私たち、がん経験者には
「アンコンシャス・バイアス」
(無意識の偏見)と言う問題が立ちはだかっています

がんを乗り越えて社会復帰しても
「無理しないでね」
「がんなんだから、もうこの担当しなくていいから」
「別の部署に異動していいから」
「何なら、仕事辞めていいから」

そう言って、仕事やコミュニティーからやんわりと排除されると言う問題が起きています

これは「コロナ差別」のような自分たちやコミュニティーの安全を守りたいと言う差別ではなく

悪意のない「優しさから来る排除」だったりするので厄介です

実は、私も、がんになる前は、バラエティーの仕事たくさんいただいていたのですが

社会復帰した後は一切声がかからなくなったといってもいい状況です

これはやっぱり

「がんサバイバーの人を笑いずらい」
「がん経験者に突っ込んで、ネットで炎上したら大変」

製作者の皆さんには
いろいろな思いがあったと思います

こちらは、笑ってもらって一向に構わないんですけれどもね

なかなかそうもいかないようで…

患者会などに参加すると
社会復帰したがんサバイバーの皆さんは

「普通に接してほしい」

と言う意見の方がほんとに多いです

どうしてこのような状況が起きるかと言うと
それは医学や薬の進歩が背景にあります

それこそ、昭和の時代は
がんになれば長期入院で、もう仕事に復帰すると言うことはほとんどないような状況で亡くなってていく人も多かった

ところが、医学が進歩することによって
私のようにステージ4でも社会復帰ができたり

もっと言うと、私のように長期入院している人よりも
抗がん剤治療をしながら、通院で社会生活をしている人

手術をしても、1週間から10日であっという間に退院する人たちが本当に多いのです

がんと向き合いながら日常生活を送る

がん未経験者は、そのことに慣れていないので「安静にしていて」と思ってしまうんですね

でも私たちはできるんです
体調管理は確かに必要ですが
一定のレベルで働くこともできる

今はオンラインで働くのも当然の時代ですから
ますます私たちがん経験者は働きやすい状況になってるはずなんですが、現実は厳しい

実は、そういったアンコンシャス・バイアスを受けないようにと

会社にがんの治療していることを隠して働き続けている人が少なからずいます

これは患者にとっては本当に厳しい状況ですが
「働けなくなるよりはいい」と言うのもよくわかります

私も入院していて、1番辛かった事の1つが働けないことでしたから

希望を受け入れてくれた「逃走中」のスタッフの皆さんには本当に感謝しています

SDGsの第一スローガンは
「誰1人取り残さない社会の実現」

バラエティーのお仕事に、そんな難しいことを持ち込んではいけないのかもしれませんが、でもやっぱり排除されないように考えてくれるんだ!

そう思えることができました

9月10日日曜日、夜7時から
フジテレビ系列で放送されます
よかったらご覧ください

走りました! 
あ、逃げました(笑)


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

5,303

38

2023/8/20

笠井信輔を見た方におすすめの有名人