偕成社のインスタグラム(kaiseisha_pr) - 6月26日 12時00分
【今週のおすすめ】事故で首から下が全く動かない身体になった星野富弘さんが、口に筆をくわえて描いた花と詩「花の詩画集」シリーズ
現在詩人・画家として活躍する星野富弘さんの人生が一変したのは、24歳のときでした。思いがけない事故で脊椎を損傷し、首から下が全く動かない身体になってしまったのです。自暴自棄になった期間を経て、寝たきりの日々に変化を与えてくれたのが、口にペンをくわえて文字を書くことでした。
そこからだんだんとその技術を向上させ、やがて筆で花の絵を描き、詩をそえた「詩画」は、多くの人々に感動を与える作品となりました。
「花の詩画集」シリーズ(既6巻)は、入院中にキリスト教の洗礼をうけた星野さんが、「百万人の福音」(いのちのことば社)に毎月掲載していた詩画作品を中心に随筆とともにまとめた『鈴の鳴る道』からはじまります。
星野さんが、自由に動けない身体だからこそ、花々と向き合い、おのれを振り返り、命に感謝しながらつむいだ詩画と随筆を読むと、ふと立ち止まってゆっくりと思考することを思い出したり、あるいは立ち止まらざるをえない状況でも、それをそれとして認められるような気持ちになります。
自由に動くことできて、星野さんとくらべてはるかに短い時間で多くのものを目にしていても、実際に見えているものはとても少ないのかもしれません。「いまこのとき」を生きることに忙しい私たちに、ときに遠い過去の記憶にまで思いを馳せながら、心で花の美しさを感じとる星野さんの詩画は、たくさんのことを教えてくれます。
読む人や、読む時期によって、心に届く作品が異なるのも、詩のおもしろいところ。ぜひご自身で本を開いて、お気に入りの詩画をみつけてくださいね。
現在、書店店頭で配布中の冊子「花がくれた勇気」には、中学時代に星野さんの作品に出会ったという今日マチ子さんが、星野さんの随筆5篇を自身の体験に照らし合わせて描いたマンガを収録しています。くわしくはストーリーズのハイライト「今週のおすすめ」の記事をご覧ください。
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2023/6/26