職人.comさんのインスタグラム写真 - (職人.comInstagram)「【包丁塚】先日、知人から北海道神宮境内にひっそりと鎮座する「包丁塚」なるものの話を聞き、興味が湧いて調べてみました。北海道神宮境内にある包丁塚は、正式には「包丁塚魚鳥記念碑」といい、昭和47年7月に調理師団体などによって建立されました。碑文に、「使命を果たした包丁に感謝の念を捧げこの塚に奉納し魚鳥の霊に永遠の冥福を祈りつつさらに食生活の向上を願って」と記されているとおり、役目を果たした包丁に対する感謝を捧げるとともに、調理された魚や鳥、野菜をはじめとする尊い生命の魂を慰霊する意味を込めて建てられたものです。また建立以来、供養祭が続けられており、現在は札幌市調理師団体連合会によって毎年7月に催されているそうです。包丁塚は小樽市の住吉神社にも存在することが分かりました。住吉神社は、小樽ショールームからは少し離れますが、南小樽駅から徒歩5分くらいの距離にあります。また札幌や小樽のほかにも、東京都台東区の上野公園内にある不忍池辯天堂や福岡県太宰府市にある大宰府天満宮、広島県廿日市市宮島にある大聖院など、寺社の境内を中心に全国各地に存在するようです。なかでも上野公園不忍池辯天堂の包丁塚は、1970年代に週刊少年ジャンプにて連載されていた『包丁人味平』というコミックの中に、主人公が「包丁試し」なる包丁の技を競い合った場所として登場するようです。もしかすると「味平の包丁試しの舞台」としてご存じの方もいらっしゃるかもしれません。包丁塚というものは、亡くなった人を大切に弔うのと同じように、役を全うした道具たちに敬意を払い供養するという、物を大切にする心が根付いた素敵な文化であると感じます。また包丁塚のほかにも、裁縫道具を供養する針塚、筆記用具を供養する筆塚、茶道具を供養する茶筅塚や急須塚など、さまざまな道具のために建立された塚が各地に存在していることが分かりました。全国各地の〇〇塚、もしかしたら皆さまのお住まいの近くにもひっそりと佇んでいるかもしれませんね。毎日の生活のおともである道具たちに想いを馳せながら、散歩がてらに巡ってみたいものです。小樽ショールーム https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html 住吉神社 https://goo.gl/maps/bp7jQraBdQa4v8wM6 不忍池辯天堂 https://goo.gl/maps/oSzQbdh2WJ8Yz4gN8 参考資料 https://www.sacchouren.jp/memorial/ https://t-navi.city.taito.lg.jp/spot/tabid90.html?pdid1=383 https://www.dazaifutenmangu.or.jp/keidaiannai https://daisho-in.com/keidaiannai.html https://sencha-note.com/teapot-mound-sendai/ https://ja.wikipedia.org/wiki/包丁人味平 @shokunincom #職人ドットコム #手仕事 #手工芸 #調理道具 #キッチン用品 #料理道具 #台所道具 #レトロ建築 #職人ドットコム小樽ショールーム #小樽運河 #小樽暮らし #小樽さんぽ #小樽観光 #小樽よいとこ #小樽観光スポット #小樽旅行 #小樽ランチ #小樽芸術村 #小樽市指定歴史的建造物 #小樽散歩 #協和浜ビル #歴史的建造物 #包丁塚 #住吉神社小樽 #小樽住吉神社 #小樽市住吉神社 #住吉神社小樽市 #不忍池 #不忍池弁天堂 #不忍池辯天堂」6月16日 12時56分