スプツニ子!さんのインスタグラム写真 - (スプツニ子!Instagram)「先日、藝大で開催されたステラ・マッカートニー @stellamccartney のイベントに司会・インタビュアーとして登壇した。ステラのビジョンと学生たちのエネルギーが混ざり合い、予想以上の化学反応を引き起こしたイベントだった。  ステラが描くビジョンは20年以上前から一貫しており、その中心には常にサステイナビリティがある。彼女の名前はエシカル・ファッションと同義であり、それは彼女が一貫して多様なサステイナブルな新素材(マッシュルームを用いたヴィーガン・レザーMyloなどが代表的)を開発・活用したり、近年はLVMHのサステイナビリティ・アドバイザーに就任するなど、現在のファッションのサステイナビリティムーブメントを形作った一端を担っているからだ。  このイベントで掲げられたスローガン「CHANGE THE HISTORY」(彼女が奈良美智とコラボレーションした2023年ルックに登場する)にも、「学生たち自身が、自ら社会で変えたいことを示し、さまざまな課題に挑戦してほしい」というステラの願いがこめられていた。彼女の活動には強い信念が根底にあり、美と遊び心を両立させたファッションを通じて夢を見せるだけでなく、ファッションの未来像を提案し、それを変革していく力強さに、私は深く感銘を受けた。そして、対談で明かされた彼女が農場で過ごした少女時代のエピソードや学生時代の体験談は、聞き手全てに刺激を与えたと思う。  特に、彼女がロンドンのセントラル・セントマーチンの学生だった頃の話、「就職できなくなる教育を受けた」というエピソードは、会場で笑いを誘った。私自身も、RCAに入学した際、教授陣に「私たちの役割は君たちを就職できなくすることだ」と告げられ、衝撃を受けた経験がある。確かに、ロンドンの美大にはそのようなカルチャーが存在した。つまり、教育の理想の姿とは、卒業時に学生たちがあまりにもユニークで革新的な活動を行っているために、どの企業も雇うことができない状態になること。そして、彼らが自ら主体性を持って起業したり、自分の活動を世界に展開すること。創造性というのは本当に貴重な才能で、藝大生たちもみんな起業したら良い、と私は考えている。ステラの話を聞いて、少しでも学生たちが彼女に触発されて自分の活動に力を入れることを願っている。  イベント中の学生からの質問は、その深さと広さから非常に質が高かった。ステラが考えるラグジュアリーの概念や、リユースについて、さらにはファッション業界がサステイナブル素材への転換を図る中での旧来産業の衰退についてなど、多様なテーマについて熱心に語り合った。質問時間は25分ほど設けたが、それでも全く足りなかった。「日本の大学生はあまり質問しない」なんて言われるが、それは全くの誤解であることをこのイベントが証明した。今の学生たちは、社会課題に対する意識が高まり、特にここ3〜4年ほどで、その姿勢も大きく変わってきていることを実感している。  今回のステラのイベントは、会場全体に広がるポジティブなエネルギーが忘れ難いものとなった。確実に何か歴史が動いた瞬間であったし、とても心地の良い時間だった。今回のイベントを企画・開催する際に尽力してくれた藤崎先生 @keiichiro_fujisaki や学生たち、そしてステラ・マッカートニーのチームには深い感謝の意を表したい。  #stellamccartney  #ステラマッカートニー  #changethehistory  #tokyouniversityofthearts  #東京藝術大学  #sustainablefashion  #サステイナビリティ  #エシカルファッション  #sputniko  #スプツニ子」5月21日 10時36分 - 5putniko

スプツニ子!のインスタグラム(5putniko) - 5月21日 10時36分


先日、藝大で開催されたステラ・マッカートニー @ステラ・マッカートニー のイベントに司会・インタビュアーとして登壇した。ステラのビジョンと学生たちのエネルギーが混ざり合い、予想以上の化学反応を引き起こしたイベントだった。

ステラが描くビジョンは20年以上前から一貫しており、その中心には常にサステイナビリティがある。彼女の名前はエシカル・ファッションと同義であり、それは彼女が一貫して多様なサステイナブルな新素材(マッシュルームを用いたヴィーガン・レザーMyloなどが代表的)を開発・活用したり、近年はLVMHのサステイナビリティ・アドバイザーに就任するなど、現在のファッションのサステイナビリティムーブメントを形作った一端を担っているからだ。

このイベントで掲げられたスローガン「CHANGE THE HISTORY」(彼女が奈良美智とコラボレーションした2023年ルックに登場する)にも、「学生たち自身が、自ら社会で変えたいことを示し、さまざまな課題に挑戦してほしい」というステラの願いがこめられていた。彼女の活動には強い信念が根底にあり、美と遊び心を両立させたファッションを通じて夢を見せるだけでなく、ファッションの未来像を提案し、それを変革していく力強さに、私は深く感銘を受けた。そして、対談で明かされた彼女が農場で過ごした少女時代のエピソードや学生時代の体験談は、聞き手全てに刺激を与えたと思う。

特に、彼女がロンドンのセントラル・セントマーチンの学生だった頃の話、「就職できなくなる教育を受けた」というエピソードは、会場で笑いを誘った。私自身も、RCAに入学した際、教授陣に「私たちの役割は君たちを就職できなくすることだ」と告げられ、衝撃を受けた経験がある。確かに、ロンドンの美大にはそのようなカルチャーが存在した。つまり、教育の理想の姿とは、卒業時に学生たちがあまりにもユニークで革新的な活動を行っているために、どの企業も雇うことができない状態になること。そして、彼らが自ら主体性を持って起業したり、自分の活動を世界に展開すること。創造性というのは本当に貴重な才能で、藝大生たちもみんな起業したら良い、と私は考えている。ステラの話を聞いて、少しでも学生たちが彼女に触発されて自分の活動に力を入れることを願っている。

イベント中の学生からの質問は、その深さと広さから非常に質が高かった。ステラが考えるラグジュアリーの概念や、リユースについて、さらにはファッション業界がサステイナブル素材への転換を図る中での旧来産業の衰退についてなど、多様なテーマについて熱心に語り合った。質問時間は25分ほど設けたが、それでも全く足りなかった。「日本の大学生はあまり質問しない」なんて言われるが、それは全くの誤解であることをこのイベントが証明した。今の学生たちは、社会課題に対する意識が高まり、特にここ3〜4年ほどで、その姿勢も大きく変わってきていることを実感している。

今回のステラのイベントは、会場全体に広がるポジティブなエネルギーが忘れ難いものとなった。確実に何か歴史が動いた瞬間であったし、とても心地の良い時間だった。今回のイベントを企画・開催する際に尽力してくれた藤崎先生 @keiichiro_fujisaki や学生たち、そしてステラ・マッカートニーのチームには深い感謝の意を表したい。

#stellamccartney
#ステラマッカートニー
#changethehistory
#tokyouniversityofthearts
#東京藝術大学
#sustainablefashion
#サステイナビリティ
#エシカルファッション
#sputniko
#スプツニ子


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

632

6

2023/5/21

スプツニ子!を見た方におすすめの有名人

スプツニ子!と一緒に見られている有名人