高畑裕太さんのインスタグラム写真 - (高畑裕太Instagram)「《『ブロッケン』終演のご挨拶》  ゴツプロ!Presents ブロッケンver.1 『ブロッケン』 終演致しました。  去年のはじめに、 旧theatre side bar (現UCHIAGE) で、大助さんに、 『一緒にやろうぜ。』 と絡まれてから、早一年の月日が経ってここまでに至りました。 今思うと、本当に物凄い出会い方だった。 あんなに濃い顔で、とんでもない熱量で迫られたのは初めてだったけど、 (しかもはじめまして。マジの、はじめまして。) 不思議と嫌な気持ちは一切無くて、むしろ心が惹かれていく感覚の方が強かったのを覚えています。  『十二人の怒れる男』を、 本多劇場で観て、 凄い舞台を作る男だと思った。 その時から、 主宰として、俳優として、何より「男」としての、 「こんなカッコいいやついない。」 という想いが、強い実感に変わりました。  今回僕は、 ある日社会からドロップアウトして、 男手一つで自分を育ててくれた叔父の死を受け入れられずにいるネットカフェ難民「修司」を演じました。何かと奇怪な役が多い僕ですが、 (勝手に自分の中でそういうイメージにしてしまっています。) 前述した通り、 ちゃんと人間として、 抱えてるものが大きく、繊細な役柄でした。 モノローグ代わりの、 ボイスレコーダー日記をつける場面があるのですが、 そのシーンがいつも、 ONEOR8『千一夜』の冒頭の電話のシーンと被り、 『シアタートップスは僕を人間にしてくれている…。』  と勝手に思っていた。  作品は物凄く楽しかった。 また稽古開始直後から、 参加されている他の皆様のレベルの高さをヒシヒシと感じておりました。 物凄い個性の皆さんが集まったと思います。 毎日毎日が、凄く刺激的でした。 深井さんの脚本は、 通常よりもとても奥行きが深く、戯曲に描かれていない部分が凄く多くて、 西沢さんとも多く言葉を交わした。 頭が沸騰するくらい色々話した。 色々悩んでる僕にとって、 お2人の言葉が支えでした。 ありがとうございます。  『ブロッケン』は、 物凄く熱量が高くて、 ある意味小細工なんて一切しない真っ向勝負の舞台となった。 この決戦に辿り着くまで、 稽古場での様々な苦悶や、挑戦があった。 僕だけじゃなくて、皆さんの役の「形」を作っていく様が、それぞれの人生が枝分かれしているかの様だった。 深く深く潜り込んでいっていた印象を受けました。 そして何より、この企画が生まれるまでの、出会いから終演の道のりをはっきりと覚えている。 今、一つの人生が終わったかの様な感覚です。  大助さんに出会えて、 とっても嬉しかった。 完全にあなたは俺の頼れるお兄ちゃんであり、ヒーローです。愛しています。 有薗さん、 稽古場で色々役の事や、演技の事で助言してくださり、 ありがとうございます。 身に余るお言葉の数々でした。有薗さんと言葉を交わす一瞬一瞬を大事にしようと思って、毎回本番に臨んでいました。 泉さん、 俺の発声練習イジリすぎ。俺は俺でお前はお前やから。 ちなみに泉さんの声出しも実は心の奥底で「なんやねん!それ。」ってたまに突っ込んでました。 息子さんの話をする時の愛おしさが忘れられません。 ちょろちょろ動き回っていたのは俺も本当に面白くて、 素敵な役柄だった事も去る事ながら、 マジで、マジに素敵な俳優だと尊敬しています。 前田さん、 前に4ドルの公演観た時も、 「演技うまっ。」 って思って、 稽古場で会った時も、 「演技…うまっ…。」 って思って、実はひたすら尊敬していました。 才能と実力が噛み合わさった人物とは正にあなたの事だと思う。凄いよ。 でも俺と3ラリーくらいしか会話してくれないのはよそう。単純に仲良くして害は無い人物なはず。 後、大助さんに怒涛のイジリを喰らっている時に、目ん玉かっ開いて、ケラケラ笑うのも、少し控えよう。少しでいいから。そして次一緒出来た時はもっと多くセリフの掛け合いが出来たらと願ってる! 岩瀬さん、 色々優しく喋りかけてくれてありがとうございます。 劇場入りしてからは特にですけど、 岩瀬さんのプチマネージャー的な事やってる時がめちゃくちゃ楽しかったです。 本番中にズボンも縫ってくれてありがとうございました。 まさかあんなデカくてクレーターみたいな穴が空いてるとは全然気付かなかった。 チクチク針刺してる表情がとてもカッコ良かったです。 いつか脚本の相談をもっとさせてください。感想もお待ちしています。(心底) そして前田さん同様、 次はあんな嫌味を吐き捨てるだけでなく、 もっともっとやり取り出来たらと思います!  『ブロッケン』は、 僕にとって特別な演劇体験だった。 自分の中に内在している、 後ろ向きな気持ちを熱く抱き締めて、前に進んでいこうと思える時間だった。  キャスト、スタッフを含めた関係者様一同、 そして何より観てくださった多くのお客様に、 本当に厚くご感謝申し上げます。  ありがとうございました。 ゴツプロ!に幸あれ。 また絶対一緒にやろうな!!!!! 合言葉は『ブロッケン』  #ブロッケン #ゴツプロ #塚原大助 #高畑裕太 #有薗芳記  #泉知束 #前田悠雅 #岩瀬顕子 #深井邦彦 #西沢栄治 #新宿シアタートップス」5月2日 13時31分 - yutatakahata_work

高畑裕太のインスタグラム(yutatakahata_work) - 5月2日 13時31分


《『ブロッケン』終演のご挨拶》

ゴツプロ!Presents
ブロッケンver.1
『ブロッケン』
終演致しました。

去年のはじめに、
旧theatre side bar
(現UCHIAGE)
で、大助さんに、
『一緒にやろうぜ。』
と絡まれてから、早一年の月日が経ってここまでに至りました。
今思うと、本当に物凄い出会い方だった。
あんなに濃い顔で、とんでもない熱量で迫られたのは初めてだったけど、
(しかもはじめまして。マジの、はじめまして。)
不思議と嫌な気持ちは一切無くて、むしろ心が惹かれていく感覚の方が強かったのを覚えています。

『十二人の怒れる男』を、
本多劇場で観て、
凄い舞台を作る男だと思った。
その時から、
主宰として、俳優として、何より「男」としての、
「こんなカッコいいやついない。」
という想いが、強い実感に変わりました。

今回僕は、
ある日社会からドロップアウトして、
男手一つで自分を育ててくれた叔父の死を受け入れられずにいるネットカフェ難民「修司」を演じました。何かと奇怪な役が多い僕ですが、
(勝手に自分の中でそういうイメージにしてしまっています。)
前述した通り、
ちゃんと人間として、
抱えてるものが大きく、繊細な役柄でした。
モノローグ代わりの、
ボイスレコーダー日記をつける場面があるのですが、
そのシーンがいつも、
ONEOR8『千一夜』の冒頭の電話のシーンと被り、
『シアタートップスは僕を人間にしてくれている…。』
と勝手に思っていた。

作品は物凄く楽しかった。
また稽古開始直後から、
参加されている他の皆様のレベルの高さをヒシヒシと感じておりました。
物凄い個性の皆さんが集まったと思います。
毎日毎日が、凄く刺激的でした。
深井さんの脚本は、
通常よりもとても奥行きが深く、戯曲に描かれていない部分が凄く多くて、
西沢さんとも多く言葉を交わした。
頭が沸騰するくらい色々話した。
色々悩んでる僕にとって、
お2人の言葉が支えでした。
ありがとうございます。

『ブロッケン』は、
物凄く熱量が高くて、
ある意味小細工なんて一切しない真っ向勝負の舞台となった。
この決戦に辿り着くまで、
稽古場での様々な苦悶や、挑戦があった。
僕だけじゃなくて、皆さんの役の「形」を作っていく様が、それぞれの人生が枝分かれしているかの様だった。
深く深く潜り込んでいっていた印象を受けました。
そして何より、この企画が生まれるまでの、出会いから終演の道のりをはっきりと覚えている。
今、一つの人生が終わったかの様な感覚です。

大助さんに出会えて、
とっても嬉しかった。
完全にあなたは俺の頼れるお兄ちゃんであり、ヒーローです。愛しています。
有薗さん、
稽古場で色々役の事や、演技の事で助言してくださり、
ありがとうございます。
身に余るお言葉の数々でした。有薗さんと言葉を交わす一瞬一瞬を大事にしようと思って、毎回本番に臨んでいました。
泉さん、
俺の発声練習イジリすぎ。俺は俺でお前はお前やから。
ちなみに泉さんの声出しも実は心の奥底で「なんやねん!それ。」ってたまに突っ込んでました。
息子さんの話をする時の愛おしさが忘れられません。
ちょろちょろ動き回っていたのは俺も本当に面白くて、
素敵な役柄だった事も去る事ながら、
マジで、マジに素敵な俳優だと尊敬しています。
前田さん、
前に4ドルの公演観た時も、
「演技うまっ。」
って思って、
稽古場で会った時も、
「演技…うまっ…。」
って思って、実はひたすら尊敬していました。
才能と実力が噛み合わさった人物とは正にあなたの事だと思う。凄いよ。
でも俺と3ラリーくらいしか会話してくれないのはよそう。単純に仲良くして害は無い人物なはず。
後、大助さんに怒涛のイジリを喰らっている時に、目ん玉かっ開いて、ケラケラ笑うのも、少し控えよう。少しでいいから。そして次一緒出来た時はもっと多くセリフの掛け合いが出来たらと願ってる!
岩瀬さん、
色々優しく喋りかけてくれてありがとうございます。
劇場入りしてからは特にですけど、
岩瀬さんのプチマネージャー的な事やってる時がめちゃくちゃ楽しかったです。
本番中にズボンも縫ってくれてありがとうございました。
まさかあんなデカくてクレーターみたいな穴が空いてるとは全然気付かなかった。
チクチク針刺してる表情がとてもカッコ良かったです。
いつか脚本の相談をもっとさせてください。感想もお待ちしています。(心底)
そして前田さん同様、
次はあんな嫌味を吐き捨てるだけでなく、
もっともっとやり取り出来たらと思います!

『ブロッケン』は、
僕にとって特別な演劇体験だった。
自分の中に内在している、
後ろ向きな気持ちを熱く抱き締めて、前に進んでいこうと思える時間だった。

キャスト、スタッフを含めた関係者様一同、
そして何より観てくださった多くのお客様に、
本当に厚くご感謝申し上げます。

ありがとうございました。
ゴツプロ!に幸あれ。
また絶対一緒にやろうな!!!!!
合言葉は『ブロッケン』

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2023/5/2

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