宮上元克さんのインスタグラム写真 - (宮上元克Instagram)「小学生の頃YMOに出会って俺の人生は決まった。 RYDEENを初めて聴いた時のあの雷に撃たれたか様な衝撃は今でも覚えている。中でも幸宏さんの雰囲気や洗練されたファッション、独特な歌声に夢中になって「自分もこんなドラマーになる」と決めた瞬間だった。次の日には楽器屋にスティックを買いに行き見様見真似でYMOの曲に合わせてランドセルを叩く毎日だった。 20歳で音楽業界に飛び込んでからもどんな音楽性であろうともただひたすらに幸宏さんの様なタイトでシンプルなビートを追求し続ける日々であった。月日は流れ自分が30半ば位の時に知人を通じて幸宏さんにお会いする事になった。薄暗いバーで待つ僕の前に現れたのは紛れもない憧れ続けた「神」だった。対面した瞬間これまでの幸宏さんへの思いが爆発して叫びたい程だったがその気持ちを押し殺して「初めまして！」と挨拶した。幸宏さんは俺がYMOのリミックスをしたりバンドでSOLID STATE SURVIVORをカヴァーした事を覚えていてくれた。それだけで涙が出そうな位嬉しかった。もうその後はどれだけ自分が幸宏さんに影響を受けたか、どれだけ好きかを伝えてその後は質問攻めをした。幸宏さんは「あー、あの時はこうだったよ」「あれはこうやってるんだよ」と嫌な顔せず僕の質問に全て答えてくれた。偉大な方なのに傲慢さも全く無く謙虚で優しい人柄に触れて益々幸宏さんの事が好きになってしまった。その後は幸宏さんのご自宅近くのバーで度々ご一緒させていただくようになった。それからは飲み以外でも一緒に釣りに行ったり別荘に連れて行っていただいたりご自宅の幸宏さんの部屋で幸宏さんが影響を受けたアーティストのレコードを聴かせてくれたり毛鉤作りを教えてもらったりと刺激的で夢のような日々だった。ここ数年はコロナやご病気でなかなかお会い出来ず気になっていたところだった… 常に新しいものを創りだす感性や究極のクオリティを求める姿勢は今でも目標です。僕の人生を変えてくれた幸宏さん常に目標だった幸宏さん優しかった幸宏さん本当にありがとうございました。「モトカツ、俺おじいちゃんになっちゃうから何か一緒に演ろうよ」と言ってくれたのに出来なかった事が唯一悔いが残ります。俺は生まれ変わってもまたドラマーになって幸宏さんを目指します。どうか安らかに #高橋幸宏」1月15日 17時54分