根岸由香里のインスタグラム(yukarinegishi) - 3月13日 00時01分


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約1年前でしょうか。このReturn to Natureについてのオンラインミーティングの際に、アニヤご本人が語ってくれた言葉がとても印象的でした。
”『I AM A Plastic Bag』の開発に際して、廃棄されるものを減らすということを心がけるなかで、廃棄ということと無縁のバッグを作ることはできないのかな、と考えはじめたのがこれの始まりだったの。”
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Return to Natureは、アニヤが環境活動家でモデルのアリゾナ・ミューズにインスパイアされスタートしました。
バッグとしての役目を終えた時、廃棄されるのではなく、生分解され土に還ることのできるバッグを生み出すこと。
自然界の循環・将来的に廃棄物を限りなくゼロに近づけることを目的としてこのバッグたちは生まれました。
アリゾナが運営する団体『DIRT』では、耕地を減衰させることなく、土壌を健康に肥沃にしていく循環型農業の普及に取り組んでいます。(今回コレクションの売り上げの 一部は『DIRT』に寄付されます。)
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トレーサビリティが確保されているレザーを手配することができ、最先端のなめしと仕上げの技術に精通しているタンナリーを探すこと。そして、ハードウェアを用いず、しっかりとバッグを閉じることができ、ストラップの長さを調節できる方法を編み出すことが重要だったと語ってくれたアニヤ。
今回のコレクションは、ドイツの家族経営のタンナリー『Richard Hoffmans(1899年創業)』、オランダに拠点を置く『Nera(1821年創業のSmit & Zoon社の一部門)』とのコラボレーションの結果、生まれたものです。原材料は『Scan-Hide』社のスウェーデンの工場より、動物保護の観点において最高水準の基準を満たしたものが提供されます。
加工は従来のクロム(生分解を妨げるといわれます)などを用いる方法ではなく、新たに開発された「zeology」という手法でなめされ、重金属やアルデヒドを含みません。そして、ポリウレタンなどでのコーティングは施さず、蚕の体内に存在する「液状絹」を仕上げに用いています。これにより、28日間でその9割近くが生分解されるとされています(実験では、45日でコンポスト状態に達しました)。
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細かくはもっと書けるのですがこれくらいにします。
長く愛してもらう、使ってもらうのは当たり前。でも使い切ったその先に、ひょっとしたら自分はもういないその何十年先の未来に、自分達が作り出したものが廃棄物にならず土へ還る。
物をつくることへの責任やこれからの物づくりへの問いかけとなる素晴らしいコレクションです。
(現在日本で実際に手にとってご覧いただけるのはRHだけです🌱)
ANYA HINDMARCH"Return To Nature"close up
3.12.sat - 3.18.fri @Ron Herman Sendagaya


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2022/3/13

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