WWDジャパンのインスタグラム(wwd_jp) - 3月12日 23時56分
デジタルFW取材:「クレージュ(COURREGES)」も、ニコラス・ディ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)新クリエイティブ・ディレクターの本格デビューでした。彼は「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ルイ・ヴィトン(LUOIS VUITTON)」に在籍し、ニコラ・ジェスキエールの下で長年働いてきた、いわばニコラの愛弟子。「クレージュ」との相性も良さそうな人材です。映像の出来も良かった!新たなスタートにふさわしい真っ白な空間にミニマルなシルエットが映えていたし、シンプルなのにとてもドラマチックに感じました。
ムービーの最後はカメラがどんどん空中に引いていき、これまで見ていた真っ白い空間は立方体だったことが分かります。会場はパリ郊外のオーベルヴィリエ(Aubervilliers)にあるパーティー&ダンススポット、ラ・スタスィオン-ガール・デ・ミーヌ(La Station - Gare des Mines)。
工業地帯のど真ん中に現れた異質な未来的なキューブの壁の上や周りにはショーを見に集まった若者の姿が。壁をよじ登ってショーを見ようとしたり、だべったりする様子はクラブの周りに集まる若者を描写したよう。音楽好きでミュージックビデオからファッションの世界に入ったというニコラスの、現代の若者を勇気づけるメッセージだそうです。
インタビューした時、故郷の田舎町には周りに何もないところにポツンとクラブがあるという話をしていたので、そういうイメージだったのかもしれないですね。“若者”と言えば、今回のインスピレーション源となったのも若き日の創業者アンドレ・クレージュ(Andre Courreges)と彼のスタイルが確立され始めた頃。
「クレージュ」のようなアイコニックなデザインやイメージがあるブランドは、そのDNAを大事にしようとするとクリエイションに制約ができがちですが、ニコラスは「クレージュ」らしさ守りつつ、うまく今の時代の若々しさにアップデートしていました。そして、奇しくも「クレージュ」が生んだミニスカートは、今季のビッグトレンドですね。
映像とルックは @WWDジャパン のプロフィールのリンクから
7〜9枚目、PHOTOS : DELPHINE ACHARD / WWD ©︎ FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
#クレージュ #COURREGES #ニコラスディフェリーチェ#NicolasDiFelice
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
1,178
2
2021/3/12