中井智彦さんのインスタグラム写真 - (中井智彦Instagram)「中井智彦の「ミュージカル・トレインなかい号」Vol.5① 【愛を感じるミュージカルナンバー3選】  中井智彦の「ミュージカル・トレインなかい号」。 ミュージカルを中心としたカルチャーについて語り尽くす連載の第5回。僕の運転する「ミュージカル・トレインなかい号」に乗って、皆様を素敵な旅にお連れいたします。  もう2月ですね。今月はバレンタインデーにちなんで、僕が最高に愛を感じるミュージカルナンバーを3つ、紹介していきたいと思います。  それでは「愛のミュージカルナンバー」の旅へ出発進行!  ★最初の停車駅は『If Ever I Would Leave You』 これは、アーサー王伝説を題材にした「Camelot」というミュージカルの中の1曲です。中世騎士の時代、決闘によって勝敗を決めていた時代に、法による統治を目指したアーサー王。ある日、彼の最愛の妻グイネヴィアと、自身の最も忠実な部下であるランスロットが恋に落ちてしまいます。許されざる恋と分かっていながら、誰よりも真面目で、まっすぐだからこそ、自分を止めることができないランスロット。その想いを切々と歌ったのが、この『If Ever I Would Leave You』、『もし私があなたの元を去らねばならないとしたら』です。この曲で、ランスロットは、グイネヴィアに向けて、”あなたなしでは生きていけない自分”というのを、詩的に歌い上げています。直接的に「愛してる」とは言わないのですが、逆に、詩だからこそ伝わる愛が心に刺さります。フレデリック・ロウが作曲したメロディラインもとても美しく、大好きな曲です。恋って盲目で、切なくて、でもそれ故に美しい。自分の本心のままに、彼女への愛を詩として伝えるランスロットの姿に憧れを覚えるのは、男性特有のロマンチシズムなのでしょうか。 一方、グイネヴィアを愛おしく大切に思うアーサーは、苦しみながらもそんな二人を遠くから見ているんです。しかし、二人の関係が仲間たちの知れるところとなり、グイネヴィアは処刑されることに。血を流さずに国を治めようと自らが作った法律によって、愛する妻が殺されてしまう。王という立場上、この決定を覆すことができないアーサーは、裏切り者であるはずのランスロットが、彼女を救い出してくれることを心から祈ります。アーサー王のグイネヴィアへの愛も本当に切なくて…。 ランスロットとアーサー王。立場が違う二人の、それぞれの愛の形。皆様にも是非、最後まで見届けていただきたいです。 ※『Camelot』1967年・アメリカ 監督:ジョシュア・ローガン 脚本:アラン・ジェイ・ラーナー 作曲:フレデリック・ロウ #camelot #ifeveriwouldleaveyou #musical #richardharris #frederickloewe #lernerandloewe #キャメロット #リチャードハリス #ミュージカル #中井智彦」2月14日 10時01分 - nakaitomohiko

中井智彦のインスタグラム(nakaitomohiko) - 2月14日 10時01分


中井智彦の「ミュージカル・トレインなかい号」Vol.5①
【愛を感じるミュージカルナンバー3選】

中井智彦の「ミュージカル・トレインなかい号」。
ミュージカルを中心としたカルチャーについて語り尽くす連載の第5回。僕の運転する「ミュージカル・トレインなかい号」に乗って、皆様を素敵な旅にお連れいたします。

もう2月ですね。今月はバレンタインデーにちなんで、僕が最高に愛を感じるミュージカルナンバーを3つ、紹介していきたいと思います。

それでは「愛のミュージカルナンバー」の旅へ出発進行!

★最初の停車駅は『If Ever I Would Leave You』
これは、アーサー王伝説を題材にした「Camelot」というミュージカルの中の1曲です。中世騎士の時代、決闘によって勝敗を決めていた時代に、法による統治を目指したアーサー王。ある日、彼の最愛の妻グイネヴィアと、自身の最も忠実な部下であるランスロットが恋に落ちてしまいます。許されざる恋と分かっていながら、誰よりも真面目で、まっすぐだからこそ、自分を止めることができないランスロット。その想いを切々と歌ったのが、この『If Ever I Would Leave You』、『もし私があなたの元を去らねばならないとしたら』です。この曲で、ランスロットは、グイネヴィアに向けて、”あなたなしでは生きていけない自分”というのを、詩的に歌い上げています。直接的に「愛してる」とは言わないのですが、逆に、詩だからこそ伝わる愛が心に刺さります。フレデリック・ロウが作曲したメロディラインもとても美しく、大好きな曲です。恋って盲目で、切なくて、でもそれ故に美しい。自分の本心のままに、彼女への愛を詩として伝えるランスロットの姿に憧れを覚えるのは、男性特有のロマンチシズムなのでしょうか。
一方、グイネヴィアを愛おしく大切に思うアーサーは、苦しみながらもそんな二人を遠くから見ているんです。しかし、二人の関係が仲間たちの知れるところとなり、グイネヴィアは処刑されることに。血を流さずに国を治めようと自らが作った法律によって、愛する妻が殺されてしまう。王という立場上、この決定を覆すことができないアーサーは、裏切り者であるはずのランスロットが、彼女を救い出してくれることを心から祈ります。アーサー王のグイネヴィアへの愛も本当に切なくて…。
ランスロットとアーサー王。立場が違う二人の、それぞれの愛の形。皆様にも是非、最後まで見届けていただきたいです。
※『Camelot』1967年・アメリカ
監督:ジョシュア・ローガン 脚本:アラン・ジェイ・ラーナー 作曲:フレデリック・ロウ
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2021/2/14

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