菅波栄純のインスタグラム(eijun_suganami_thebackhorn) - 1月8日 22時26分


草むらに雑誌が落ちてる時代が懐かしい

我が実家の前には踏切があった。踏切の両側には草むらがあって、そこによくセクシーな本を棄てていく人がいた。
中学生の菅波は学校からの帰宅時、いつも草むらをチラ見してから家に帰った。まあ、違法な投棄なわけだがそこは置いといても、エロ本って懐かしいな。
その類いの本のエロ度というのはピンからキリまであり、SM本などのコアなものから水着グラビアどまりのものまで様々だ。線路沿いの草むらというのはエロ捨て者(えろすてもの)にとっては最高の場所らしく、我が実家の前の草むらは様々な趣味趣向が入り乱れたエロ捨て山(えろすてやま)となっていた。

中学生には教育が行き過ぎていないか、とお怒りのご婦人もいらっしゃるだろうが確かに断片的にやたら詳しくはなっていた。しかし残念なのはその捨てられたセクシーな本のほとんどが湿っていて、ページがくっついて大事なところはよくわからないという、雨風や福島の風土、そんな自然が作った袋とじ(ふくろとじ)になっていたことだろう。

それに白昼堂々エロ本を拾うわけにもいかず、早朝誰よりも早く起床しての回収作業になるわけで、霜が降りていることも多々あるわけで、明け方エロ本を拾ってる後ろからうちのばあちゃんが霜をざくざく踏みしめて歩いてきてひいい~って逃げ出したのもいい思い出だ。
その草むらもどういう事情かわからないがそのうちに駐車場になり、清潔な場所になった。まあ、そこまでセンチメンタルになるわけでもないが懐かしくはある。

その一部始終、あるものがエロ本を棄て、またあるものがエロ本を拾い、という営みをずーっと見ていたのが線路沿いのおじぞうさんである。
事故とかなんだかんだあった踏切の安全を願うためそこにいたおじぞうさん。
まさかエロ本たちの行く末までみることになるとは思っていなかったとおもうが。優しいお顔でまだあそこに立っているのであろうか。実家があの場所ではなくなってから行ってないので、今度帰った際には挨拶にいこう。


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2021/1/8

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