原田佳代子（ミス國學院No.3）のインスタグラム(h.kacon) - 12月13日 19時20分

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｢能の所作・動作｣
金春流櫻間家第２１代当主　櫻間右陣先生

能は日本を代表する芸能で、ユネスコの世界無形文化遺産に日本で最初に指定されています。

⬛︎能の歴史
大陸から伝来した「散楽」を母体として、古来より演じられていた民衆の芸能（田楽や曲舞など）を取り入れ、1つの芸能として確立させたのは観阿弥・世阿弥親子です。当時は「猿楽能」と呼ばれ、奈良を中心に広められていましたが、その後京都に進出し、時の将軍・足利義満の目にとまり、以降将軍を始めとする武家や公家の愛顧を受けるようになりました。

その後、第二次世界大戦や関東大震災でも大きな打撃を受け存亡の危機にさらされましたが、多くの人々の懸命な努力に支えられよみがえり、わが国を代表する古典芸能として、今では海外からも高い評価を受けています。

⬛︎五番立
能には「五番立」と呼ばれ、作品を登場する役柄と曲趣によって、脇能物・修羅物・鬘・狂物・切能物の五つに分ける分類法があります。正式な五番立の前には翁が演じられます。



基礎知識を学んだ後は、舞台に上がらせて頂き、実際にいくつかの型を教わりました。
例えば｢月ノ扇｣。月を見る時に用いられる型で、広げた扇を左肩に当てるようにしてその扇越しに映る月を見るというものです。

能の演目はこのような細かい｢型｣によって構成されていることを学んだ後に実際に拝見した櫻間右陣先生の｢高砂｣は、本当に圧巻でした✨✨


能のお稽古は、古くから伝わる先代の教えを真似することですが、それを正しく真似した時に生じる僅かな差が本当の個性であり、それこそが｢稽古｣という言葉の本質であると教えて頂きました。

私の趣味である茶道も同じように決まった型を真似することから始まるものですが、私自身作っておいたその型に後から心が入って個性が出るという経験をした事があります。伝統を学び受け継ぐ上で、お稽古という言葉は、とても大切な言葉のように思いました。

貴重な機会をありがとうございました🌸

#2021ミス日本ファイナリスト

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