偕成社のインスタグラム(kaiseisha_pr) - 12月10日 11時25分

【12月の新刊】奴隷制度が敷かれていた時代が舞台の、一気読みの逃亡劇！『彼方の光』

1859年、黒人の奴隷制度が敷かれていた時代のアメリカ。ケンタッキー州のとある屋敷で奴隷として働いていた男の子サミュエルは、ともに奴隷として暮らしていた老人ハリソンに連れられ、屋敷を脱走します。目指す先はカナダ。果たして2人は、無事にたどり着けるのでしょうか……。

はじめはおびえているばかりだったのが、次第に強くなっていくサミュエル、ときに皮肉っぽく、ときに感情的に、奴隷としての人生を語るハリソン、2人のキャラクターが魅力的。また、さまざまな資料から得た実話を下敷きにしているため、リアリティーがあります。

人の命について、人が平等に生きるということについて、深く考えさせられると同時に、最初から最後までハラハラしどおしのストーリーには釘付け！　この冬、ぜひお手にとってみてください。

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